ドラフト1位左腕・濱口遥大(21=神奈川大)がベールを脱いだのは、韓国・ハンファとの練習試合だった(2月15日)。2回を投げ、被安打1無失点。上々の滑り出しだが、ラミレス監督は「実戦向きの投手」と思ったのではないだろうか。というのも、濱口は11日のシート打撃にも登板している。「梶谷を見逃し三振に。打者6人と対戦して被安打1」と報じられていたが、この日のマウンドは変化球がワンバウンドするなどし、「ストレートしかストライクが入らない」といった状況だった。中3日の間で調整したのだろうが、対外試合では変化球もストライクゾーンに決まり、ストレートのキレもレベルアップしていた。
特筆すべきは度胸だ。2三振を奪っているが、2つとも3球三振だった。“遊び球”は使わない。臆することなく攻め続けるピッチングは、就任以来、インコース攻めを徹底させてきたラミレス監督の好みではないだろうか。
FA退団した山口俊の穴を埋めてくれそうなのが、フィル・クライン。14日のフリー打撃登板は見ることができなかったが、ブルペン練習では“メジャーリーグのボール”を投げていた。侍ジャパンの打線が国際試合の度に苦労させられるムービングボールである。身長201センチから投げ下ろすので、投球全体に角度がある。スライダー、シンカー、ツーシーム系の緩いボールなど持ち球も豊富だった。セットポジションでも、ストレートの球速、変化球の精度が落ちない。投内連携プレーも一軍レベルのスピードがあった。ラミレス監督が「10勝は固い」とも発言したそうだが、オープン戦でクイック、牽制がテストされる。これで及第点となれば、本当に2ケタ勝利を狙える好投手だ。
また、濱口と同じ11日にフリー打撃登板したスペンサー・パットンはクローザー・山崎康晃に繋ぐセットアッパーが予定されている。同日の限りだが、課題が見つかった。踏み込む左足に力が入っていない。日本式の柔らかいマウンドに馴染めず、踏ん張りが利かないのだ。来日一年目の外国人投手によく見られる傾向で、開幕までに調整してくると思うが、クラインが完全に馴染んでいただけに、ちょっと心配になった。
独立リーグ・石川からトライアウトを受けて入団したアウディ・シリアコが20日の対外試合で爆発した。
2017年キャンプ・オープン戦リポート 新加入選手は「戦力」になるか?(横浜DeNA)
2017.02.23 17:00
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