女優の清水富美加が宗教団体『幸福の科学』への出家と、所属芸能事務所から離脱の意向を発表したことを、歓迎している人々がいる。
「この騒動のおかげでワイドショー番組の作り手としては、かなり楽になりました。なにしろ、次から次へと話題が舞い込みますから」(民放関係者)
喜んでいるのは、メディアの人間だけではないようだ。
「このニュースを最も感謝しているのは、ロケの合間に線路に侵入し、鉄道営業法違反で書類送検された松本伊代と早見優でしょう。松本などは『清水さんの騒動がなかったら、もっと取り上げられていたかもしれない』と知人に漏らしたそうです。一方の早見も『伊代ちゃんと、またイベント営業できる』と周囲に話しているようです」(芸能記者)
清水の自伝『全部、言っちゃうね。』(幸福の科学出版)を販売している都内の書店員からも、「2月末には30万部を突破するんじゃないですか。出版不況はどこへやら、です」という声を聞くことができた。
「地方の親戚から買ってくれと頼まれたので買いに来た」(東京・神保町の書店に来ていた客)、「清水と芸能事務所のバトルが面白くて購入した」(学生)など、本を購入した理由はさまざまあるようだが、前出の書店員は「おかげで、普段は書店に来ないような客層を清水が開拓してくれた」と歓迎していた。
その一方で、「損をした」と言われているのがASKAだ。
「大々的にテレビ出演をしたのに、それどころではないほど清水の情報が次から次へと出てきて、ASKAを取り上げる時間が短縮されました」(テレビ局スタッフ)
ASKAは、2月15日に生放送されたテレビ西日本『ももち浜ストア夕方版』へ出演し、新曲『FUKUOKA』を披露するとともに、約10分間のインタビュー映像も放送された。
「ASKAの生放送テレビ出演の様子は、在京キー局のさまざまな番組でも放映されました。しかしながら、コメンテーターがこのことに触れる時間は少なく、結果として失敗だったと言えます。