ハイテク技術が学べる図書館

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ハイテク技術が学べる図書館

■ あの手この手で…

オランダの一般図書館は本を貸し出すこと以外に、一見(いちげん)の訪問者をリピータ―にするため、さまざまな趣向や工夫を凝らして集客に懸命である。そのおかげで、今や図書館は料理教室から映画上映まで、なんでもありの知的アミューズメント施設といった感さえあるようだ。

図書館の利用頻度が高いのは小学生だが、付き添いの保護者も含めれば立派な集客ターゲット層になり得る。これを見込んだアムステルダム市立図書館では、親と子のための「テク工房」を今年2月にオープンした。この工房は、館の一角をいわゆる工作室として開放したものである。しかし、室内でただ図画工作を行ってもらうのではもちろんない。子どもたちよりもむしろ、親たちのほうが積極的に参加したくなるようなテクノロジー系の内容を提供するということで、オープン前から国内で話題を呼んでいた。

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■ ハイテク工房で3Dプリンターを学ぶ

その名も、「マークプラーツ(Maakplaats・創作場の意味)021号室」と呼ばれるこの工房は、人びとにモダンなテクノロジーとの接点を提供する目的で製作された。単純な例でいえば、電池で動くロボットを手作りしたり、小型のモーターを仕込んだ動き回るネズミのおもちゃを作ったり、と、こうしたクリエイティブな楽しみを通じてテクノロジーへ興味を持ってもらおう、というのがオープンの主旨である。

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中でも、この図書館で最大のウリは、新規導入した3D プリンターである。

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