元WBA世界ライトフライ級王者であり、タレントとしても活躍する渡嘉敷勝男(56)。そんなトカちゃんに、あの大物芸人2人との因縁があるってホント?
──まず、芸能界に脈々と語り継がれているのが「ヤクザに拉致されたところをビートたけしが救出した」というエピソードですが。
渡嘉敷 どういう話だったっけ?
──街を歩いていてヤクザと肩がぶつかり、そのまま事務所に拉致され、慰謝料を払えとスゴまれたと。
渡嘉敷 私が?
──絶体絶命のピンチに、多くの番組で一緒だったビートたけしに電話をしたらすぐに駆けつけて来て、ヤクザ相手に漫談を披露して無事に解放されたとの武勇伝です。
渡嘉敷 あのね、それ、作り変えてある(笑)。そもそもヤクザに拉致されたというのが1度もないよ。
──そうなんですか!
渡嘉敷 いや、たけしさんと飲んでいて、ヤクザにからまれたことはあったよ。たけしさんは酔っぱらうと「殴っちゃえよ」と言うんだけど、世界チャンプの私が簡単に殴るわけにはいかないもんね。
──確かに、正当防衛が認められにくくはなります。
渡嘉敷 たけしさんは「軍団は殴るけど渡嘉敷は殴らない」って言ってたみたいだけど、私が殴ったら大事件になるからね。私の家族を食べさせていけなくなる。
──では結論として、ビートたけしが漫談で窮地を救ったというのは“都市伝説”のままに終わったということですね。
渡嘉敷 伝言ゲームみたいなものだよね。話がどんどん変わっていった。それを軍団がテレビでしゃべっている映像がユーチューブで流れてて、それは削除してくださいとたけしさんの社長に言いました。
──では続いて、「松本人志とマンションの駐車場で乱闘寸前になった」です。
渡嘉敷 それも彼が言ってるんでしょ。