日本代表のジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチ(HC)肝いりの強化システム、ナショナル・デベロップメント・スコッド(NDS)の第1回キャンプが3月6日から都内で始まった。
指揮官がサンウルブズ(国際リーグのスーパーラグビーへ日本から参戦)の海外ツアー不参加組や若手の日本代表候補ら36名を招集(別メニュー組、追加招集を含む)。ヤマハのHCである堀川隆延アシスタントコーチらとともに、現体制下の戦術・戦略やスキルを落とし込んでいる。
7日からの3日間は、1回2時間程度のセッションを午前、午後と続けて敢行。指揮官はこう振り返った。
「コーチがプレッシャーをかけるという意味の負荷ではなく、ボリューム的な負荷をかけました。午前中は落とし込み、やりたいことの理解をさせました。午後は、午前に修得したものをスピード、プレッシャーをかけておこないました。試合もないので、多く練習しました」
国内最高峰のトップリーグを制したサントリーの主将で、現体制下初の代表入りを狙うSHの流大は、「新しい戦術に僕が対応できる点、理解しているという点は観ていただきたい」と虎視眈々。実戦練習では、接点周辺で味方FWを操りながらテンポよく球をさばいていた。観察眼に定評のある24歳は、ジョセフHCのニーズをこう感じ取った。
「提示した戦術に対し、ミスを恐れずにチャレンジすることを大事にされているなと感じます。そこは、まだ皆、できていないかな、と。もっと恐れずにやった方がいいと思います。例えばディフェンスで上がれと言われたら、パスされて抜かれてもいいから思い切り上がって…と」
日本代表は今後、4月からアジア諸国とのアジアラグビーチャンピオンシップに参加。スーパーラグビーが中断する6月にはルーマニア代表、アイルランド代表と戦う。世界ランクに左右されるこのシリーズでは、勝利のみが求められる。
その頃の具体的なメンバー構成や目標については明言しなかったジョセフHCだが、今回の選手たちのハングリー精神には「特に新人には感銘を受けています。月曜日はおとなしく、様子を探っていた。でも、いまはコーチのいないところでも自己責任を持って練習をしている」と満足している様子だ。