昨年12月5日の入団会見から約3カ月。「パ・リーグの頭脳」細川亨が、3年連続Bクラスに沈む楽天をさっそく変えつつある。
西武、ソフトバンクで合計5度の日本一に貢献。2008年、2011年にはベストナインに選出され、ゴールデン・グラブ賞も受賞。球界を代表するベテラン捕手は、キャンプ初日から若手と積極的にコミュニケーションを取り、発展途上の選手たちに飛躍のきっかけになる「金言」を与えている。
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■成績低迷の主戦級サウスポーには「脱・看板球」のアドバイス
たとえば、金言を与えられた1人が辛島航だ。
辛島は看板球のチェンジアップを始め多彩な球種を投げわけ、打者を翻弄する技巧派タイプ。2014年には2ケタに迫る8勝をマークするなど、チームを代表する主戦級のサウスポーだが、ここ2年間は5勝、3勝にとどまっている。
伸び悩んでいる26歳の辛島に、細川は「研究されたことで、打者がチェンジアップに慣れてきた」と指摘。看板球に過度に依存しない配球の組み立てを助言している。
■覚醒間近の若手右腕には怪物流の調整法を伝授
対外戦4試合で16回を投げて3失点。3年目の覚醒を予感させる好調な仕上がりの安樂智大。則本昂大、岸孝之に続く開幕ローテ入り濃厚の背番号20に、細川は「怪物流」の調整方法を伝授した。
西武時代にバッテリーを組んだ松坂大輔(ソフトバンク)が、投球フォームを整えるため、イニング間ではカーブを多投する投球練習をしていたエピソードを披露。投球の質のよさを追求する安樂に、新たな引き出しを与えたようだ。