天才テリー伊藤対談「蝶野正洋」(4)そのたゆまぬ努力感心しちゃうなァ

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天才テリー伊藤対談「蝶野正洋」(4)そのたゆまぬ努力感心しちゃうなァ

テリー 最近のプロレス界は女性ファンもだいぶ増えてきて、一昔前とはずいぶんファンや会場の客層が変わってきたんじゃないかと思いますが、蝶野さんは今のプロレス界をどう見ていますか?

蝶野 俺らの時代からそうでしたけど、プロレスは10年周期ぐらいでだいたいお客さんが入れ代わるんですね。そして、20年で関係者・スポンサーも完全に入れ代わる。俺は、それでいいんじゃないかと思いますけどね。

テリー 新陳代謝があるっていうことは、それだけ現場の新鮮さを保つことができるってことですからね。

蝶野 そうです。ただ、商業的には、レジェンドと言われるような、往年の名レスラーをもう少しうまく使ったほうがいいんじゃないか、という気はしていますけどね。

テリー それは、アントニオ猪木さんとかですか?

蝶野 ええ。他にも、長州(力)さん、前田(日明)さん、高田(延彦)さんなど、たくさんいらっしゃいますよね。みんなでまとまって盛り上げていけば、もっとすごいものを見せられると思いますから。でも、現役選手との兼ね合いがなかなかに難しいですね。

テリー あ、それはよくわかりますよ。「猪木さんのあの試合はすごかった」みたいな過去の名勝負に、現役の選手たちは勝てないですからね。ファンの記憶の中ですごく美化されていますし、ファンの目がそっちばかりにいっちゃう。

蝶野 ええ。考えてみたら俺らが若い頃もそうでしたからね。新日本(プロレス)で「闘魂三銃士」として売ってもらって、業界内ではある程度知名度が上がっていても、猪木さんがゲストで来て「ダーッ!」とやったら、おいしいところを全部持っていかれちゃいますから。よく外人レスラーが控え室で文句を言っていましたよ。「あいつ、何で来るんだよ?」「俺らの試合が盛り上がらないだろう!」って(笑)。

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