映画『SING/シング』のジャパンプレミアが先日、都内で行われ、日本語吹替版の声優を務めた内村光良、大地真央、大橋卓弥(スキマスイッチ)、斎藤司(トレンディエンジェル)らが出席した。
つぶれかけた劇場を再生させるストーリーにちなみ、“人生でどん底だった経験”を尋ねられた内村はこう振り返った。
「『お笑いスター誕生』でチャンピオンになって喜んでいたら、番組が打ち切りになって、それから営業の日々が始まりました。商店街のお店の前でビールケースひとつの上に私と南原(清隆)が立ったときにどん底を感じました。それで始めようと思ったら『お前、聞いてないぞ、こんな所で』と言われて路地裏のほうに連れて行かれ、そこでまたビールケースの上に立って、子供たちのじゃんけん大会をすることになって、そのときに『おれは消えるな』と思いました」
ウッチャンナンチャンにも下積み時代があったというわけだが、現在人気のタレントには苦しい下積み時代を経験した人が多い。
「唐沢寿明が『仮面ライダーシリーズ』や『スーパー戦隊シリーズ』でスーツアクターとして出演していたのはよく知られています。寺島進は『鬼怒川ウエスタン村』でスタントマンとして馬に引きずられるショーに出演し、そのときの芸名はアラン・ドロンコだったそうです」(芸能ライター)
どちらも体を張った仕事をしていたわけだが、別の意味で体を張っていた人もいる。
「堺雅人は大学中退後、親からの仕送りがストップしたため、美大生相手にヌードモデルをやっていました。斎藤工は約10年前、生情報番組の『人妻温泉』というコーナーで人妻と温泉に入って悩みを聞いていました」(同・ライター)
下積みがあってこそ、いまがあるということだろう。
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