プロ野球開幕まであと1週間。待ちわびた幕開けに胸踊らせている方も多いことだろう。季節に目を向ければ桜の花が咲き始めている。
桜とくれば「花見」。春の陽気に身を任せながら、野外で桜を肴に一杯。それは1年で最も雅なひとときだ。
野外での雅な一杯といえば野球観戦でのそれもまた然り。野球という「華」を見ながら飲むお酒は最高! ということで、球場での酒盛りを待ちきれないのは筆者だけではないはずだ。
そこで今回は、ビールを愛し、東京在住のカープファンでもある筆者にとって「聖地」ともいうべき東京、横浜の3球場のビールと球場グルメを比較。至極の逸品を紹介しながら、来たるべき開幕に思いを馳せたい。
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■【東京ドーム】金額も場所もプレミアム
まずは東京の象徴的建造物であり、観光名所でもある東京ドームを紹介しよう。
東京ドームといえば、言わずと知れた国内初の屋根付き球場だ。また、人気球団・巨人の本拠地ということもあり、観客動員は5年連続1位。揺るぎない人気と動員力を誇っている。
その東京ドームで楽しめるビールは、売店と売り子が販売するサーバーからの生ビールのみ。瓶や缶はなく、その値段はなんと800円。12球団フランチャイズで唯一の800円台ということもあり、割高感は否めない……。
しかし、都心の好立地という条件に加え、最寄駅から徒歩2分ほどとアクセスも良好。その利便性を考えれば、この値段は致し方ないところか? いずれにせよプレミアムな空間での高級ビールは、また違った旨みがあるはずだ。
個人的には、昨年9月10日の広島優勝の瞬間を東京ドームで見られたこともあり、そのときのアサヒスーパードライの味たるや格別だったのを昨日のことのように覚えている。これぞまさにプレミアム。