あるぞ! 早実・清宮幸太郎いきなりメジャー挑戦

| 週刊実話

 清宮の『今後の野球人生』は、このセンバツで決まるのかもしれない。
 3月19日、第89回選抜高校野球大会が開幕した。注目のスラッガー・清宮幸太郎(新3年=早稲田実業)は大会5日目に登場した。
 12球団スカウトは「センバツの勝敗は評価に影響しない」と言いつつも、「できるだけ多くの打席を見ておきたい。将来性を正しく見極めるために」と、エールを送っていた。
 その清宮にとって今大会は人生の岐路になりそうだ。

 「甲子園に5回出る。日本一になって…」
 早実に進学した当初、清宮はそんな『夢』を語っていた。「5回出る」ということは、1年夏から3年夏までの完全出場を意味する。目標は大きいほうがいい。だが、清宮自身も強豪ひしめく西東京地区のレベルの高さは分かっていた。あくまでも夢で、レベルの高い東京都大会でもまれ、また、そこから這い上がってきた。
 「清宮は甲子園出場に強いこだわりを持っています。目標は甲子園出場ではなく、全国大会で日本一になることなんです」(関係者)

 競技こそ違うが、父・克幸氏は日本一を何度も経験している。息子・幸太郎が全国制覇を目標とするのは当然の流れである。
 「清宮には日本一になった後の“夢”があるから全国制覇にこだわるんです。たとえ高校生のステージでも、甲子園での優勝は全国制覇に変わりありません。清宮はその目標を果たした後、次の目標、つまり進路に関して公表する可能性が出てきました」(同)

 清宮の夢は、東京五輪出場だ。「プロ入りか、進学か」。半年後のプロ野球・ドラフト会議までには、進路を表明しなければならないが、その前に、すでに3年先を見据えているというわけだ。
 こうした大胆な発想については本誌既報の通りだが、夢ではなく将来の“具体的な目標”もキャッチした。

 「メジャーリーグでホームラン王になる」
 日本一を成し遂げた後、清宮は野球を始めた頃から掲げてきた、この『真の目標』に向かって歩み出す。
 「現時点で、高野連は高校卒業時のメジャーリーグ挑戦に難色を示しています」(学生野球担当記者)

 高校球児のメジャー挑戦願望といえば、二刀流の大谷翔平(日本ハム)が思い出される。

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