新作アニメ映画『劇場版マジンガーZ(仮題)』の制作が発表された今、こんな動画を楽しんでみるのはいかがだろうか。
一見すると普通のSUV車のようだが、渋滞に巻き込まれても平気な、“ある機能”が装備されているというのだ。
『ハムライダー(Hum Rider)』と名付けられたこの車は、カスタムされたアンダーキャリアにより車両本体を5フィート(約1.5メートル)の高さまで持ち上げることができる。
筆者はこの動画を見た時、漫画界の巨匠が語った、あるエピソードを想起せずにはいられなかった。
それは『マジンガーZ』の原作者である永井豪さんが、アイデアを思い付いた切っ掛けを「自動車が渋滞に巻き込まれた時に“車から脚が延びて、前の車を乗り越えて行けたら”いいのに」と感じたことだったと語っていることである。
画像出典:YouTube(Hum Rider)
奇しくも永井さんの画業50周年記念作品となる『劇場版マジンガーZ』の制作が発表された今、スーパーロボットの金字塔が生まれる原点となったエピソードを彷彿とさせる車が公開されたことは感慨深いものがある。
もちろん両者の符号は偶然にすぎず、永井さんが当時思い描いたイメージが四脚ロボットではないのも自明のことだろう。
しかし、かつて天才クリエイタ―が奔放な想像力で描いた空想が、実現可能なテクノロジーへと近づいていることだけは間違いなさそうだ。
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参照・画像出典:YouTube(Hum Rider)
関連:劇場版『マジンガーZ』オフィシャルサイト
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)