『べっぴんさん』最終回の大台割れ惨敗に”あの戦犯”の名前

「べっぴんさん」番組公式サイトより

 4月1日に放送されたNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』最終回の平均視聴率が、19.8%と大台割れしたことが分かった。初回は21.6%と好スタートをきり、中盤も20週連続で大台をキープしていたが、23週目以降の週平均視聴率は全て大台を割り、尻すぼみ感の否めない結果に終わってしまったようだ。

 朝ドラ通算95作目となった同ドラマは、アパレルメーカー「ファミリア」をモチーフに、芳根京子(20)演じる主人公が、戦後の焼け跡の中、子供服づくりに邁進する物語だ。しかし、最終回に向けて徐々に視聴率が低下していった原因は、ストーリーの盛り上がりに欠けたからに他ならないだろう。

 実際に最終回を見た視聴者からは「別に見なくてもよかった」「あんまり印象に残ってない」「淡々としすぎて地味だった」といった声が続出しているようだ。また結果的に、主題がどこにあるのか分からなくなってしまったのが、印象が薄くなった大きな要因だと一部で指摘されているという。

「朝ドラは他のドラマに比べ、長期間に渡ります。それゆえに、キャラクターも多く出てきますし、それぞれの落としどころも上手く描かないと、メチャメチャになってしまいます。長い時間をかけて積み上げていったものを、どう着地させるかが、脚本家の腕の見せどころ。その点で力が及ばなかったところもあるのではないでしょうか。また他のドラマと違い、なぜか晩年まで描かなければならないという縛りのようなものが朝ドラにはあります。その“お決まり”が視聴者に飽きられてしまっているところもあり、こういった結果になったのでしょう」(ドラマ評論家)

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