１９１７年（大正１６年）７月２５日、“日本光学工業株式会社”として誕生した『ニコン』が、今年で創立１００周年を迎える。
今や世界的な総合光学機器メーカーとして揺るぎない地位を築いているニコンだが、兼ねてから力を注いできた分野に宇宙開発がある。
今回は創立１００年を記念して公開された、地球のタイムラプス映像『Nikon in Space』を紹介しよう。
ニコン製カメラによって撮影された、圧倒的な解像度による美しい地球の姿をご覧いただきたい。
ニコンによる宇宙開発への歴史は、１９７１年にアポロ１５号に搭載された“ニコンフォトミックＦＴＮ”というカメラによって始まった。
しかもアポロ１５号に搭載されたカメラは、“ニコンフォトミックＦＴＮ”をベースにしつつも、製品仕様や潤滑油などの使用材料はＮＡＳＡの指定による特殊な規格だったという。
それ以外にも、ニコンは日本初の特殊天体望遠鏡“コロナグラフ”の開発を行うなど、宇宙時代を見据えた技術革新を続けてきた。
光を見つめ、光の可能性に挑み続けてきたニコン。
これからの１００年に向けて、さらなるニコンの挑戦に期待したい。