70歳でツアーに挑戦し続けるかつての「日本ゴルフの帝王」

| まいじつ
(C)いらすとや

アメリカ男子ゴルフツアーの『バレロ・テキサス・オープン』最終日に、35位でスタートした石川遼は、1バーディー、2ボギー、3ダブルボギー、1トリプルボギーで82と大崩れし、通算10オーバーでフィニッシュした。

「16番では、あわやホールインワンというショットを見せたのですが、最終スコアは散々なものでした。しかし、石川が予選を突破したのは4試合ぶりのことです」(専門誌記者)

試合後に石川は、「自分ではいい方向に行っていると思う」と話していたが、予選の通過回数や確率をみても、いまの石川はアメリカで戦っていくレベルとは言い難い。

さらに、国内ゴルフツアーは男子プロゴルファーの海外流出によって人材難に陥りかけている。

「若手が国内で勝つと、挑戦と称してすぐに海外へ出てしまいます。その結果、国内ゴルフツアーは盛り上がらず、本来であれば、シニアの大会に出場しているはずのジャンボ尾崎のレギュラーツアー参戦を黙認しているありさまです」(同・記者)

いまだに挑戦すること止めないジャンボ尾崎

シニアの選手が本大会に出ること自体はルール違反ではない。しかし、70歳の尾崎将司はピークをとうの昔に過ぎており、国内ツアーで予選落ちを繰り返している。そんな姿に批判的な声もあるが、好意的に捉える者も少なくない。

「尾崎は2014年から3年間は賞金がゼロです。レベルダウンは否めませんが、負け続けても挑み続ける精神力は、現在の高齢社会に訴えるものがあります。過去の栄光にしがみつこうなどとは微塵も思っていません」(国内ツアー関係者)

アメリカツアーで予選落ちしても恥にはならない。だが、一度は日本を席巻し、栄華を極めた者が国内ツアーで予選落ちを繰り返すのは、晩節を汚すことにもなりかねない。それでも挑み続けるのだから、尾崎の精神力は並大抵ではない。

「いまのジャンボの“恥をかいても挑み続ける精神力”こそ、石川に欠けているのではないでしょうか」(前出・記者)

石川は尾崎を見たら何か感じるだろうか。

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