51枚目となるシングル「I’ll be there」を4月19日に発売した嵐。相葉雅紀の主演ドラマ『貴族探偵』(フジテレビ系)の主題歌である表題曲のほか、カップリング曲として「Round and Round」(初回限定盤)や、「unknown」「Treasure of life」(通常盤)も収められている。
「Round and Round」は転調が効いたメロディーが印象的で、「unknown」はスタイリッシュなサウンドと櫻井翔のラップが絶妙な相性を生み出しており、「Treasure of life」は嵐が得意とする明るくさわやかなサウンドと、いずれもファンからは名曲ぞろいと好評だ。
「月刊ソングス」2017年5月号(ドレミ楽譜出版社)には松本潤が登場し、シングルを発売するたびに40~80万の売り上げを誇る彼らゆえの音楽についての考えを明かしている。
カップリング曲について聞かれた松本は「(カップリングに関しては)シングルの表題曲に合わせる部分もあると思うんだけど、盤(CDシングル)の価値を信じているんですよね。盤で音を楽しんでほしいという気持ちがあるので」と答え、だからこそ嵐は方向性が違う曲を入れていると説明。また、曲によっては実験的なものもあり、その中で“今回”や“今年”の方向性を決めていくのだとか。嵐は、アルバムをリリースしコンサートを開催する過程で、“いまはこうだから、次は……”という派生の仕方をすることが多いと話す松本だが、今年に関してはまだ掴めておらず、方向が定まっていないと明かした。
近年、『THE DIGITALIAN』(14年)や『Japonism』(15年)などはっきりとしたコンセプトのもとに作ったアルバムが続いていた嵐。そこで、「ラフでフラットな楽曲もやりたい」と昨年発売のアルバム『Are You Happy?』を制作したのだとか。松本は「音を楽しむ、その空間を楽しむ、その場で生まれるものを大事にできるようなアルバムというのかな。そのコンセプトでツアーをやったわけですけど、17年目のグループとして、それが新鮮だったんですよね。(中略)実際にやってみると“こういうのもアリだな”って思って」とコメント。
また、『Are You Happy?』をデビュー17年目のグループでやったからこそ意味があったと語る松本は、「たとえばデビュー10年目、11年目あたりで同じことをやったとしたら、また違っていたと思うんです。もっと若い頃にそういうテーマでアルバムを作ったら、バランスを取りきれなかったというか、バラバラになったんじゃないかなって。長くやってきて、お互いの価値観、距離感に対してもいろいろと思うことがあるからこそ、ああいうアルバムが作れたんじゃないかなって」と持論を展開した。
嵐の音楽が今後どんな方向に進んでいくのか楽しみだ。
- 文・ジャニーズ研究会(じゃにーずけんきゅうかい)
- ※ジャニーズを愛する有志による記者集団。『ジャニーズ50年史』『完全保存版ジャニーズの歴史――光も影も45年』『ジャニーズに捧げるレクイエム』(鹿砦社)など多数の出版物を刊行。
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