関ジャニ横山の主演舞台をめぐり”手塚治虫・長女vsファン”が抗争に

Photo by deepobserveron_(写真はイメージです)

 関ジャニ∞横山裕(36)主演の舞台『上を下へのジレッタ』が、5月7日にBunkamuraシアターコクーンで初日を迎えた。手塚治虫の同名漫画を原作に、女優や歌手としても活躍する中川翔子、俳優の竹中直人ら豪華共演者が出演している。

 すでに観劇を終えたファンからは「歌って踊る横山くんがいっぱい見れて最高! 『ジレッタ』の世界からなかなか戻れない~!」「どんな舞台になるだろうって思っていたけど、とっても楽しかったです!」との感想がネット上に投稿されており、評判は上々。これから観劇を控えているファンも期待が高まっているようだ。

 初日を迎えた7日には、治虫の娘で手塚プロダクション取締役・手塚るみ子氏が自身のTwitterに作品の感想を投稿。しかし、この内容がジャニーズファンから反感を買い、炎上騒ぎに発展している。

 るみ子氏はまず、中川や浜野謙太、竹中の歌唱力を絶賛。「原作を気にせず楽しめますね」「手塚原作よりも“ジレッタ”にスポットが当てられ面白さが解りやすくなり、むしろ普通に楽しめるのでは」などと、作品についても高く評価していた。しかしここまで、横山に関するコメントはなし。主演にもかかわらず言及されなかったことについては、不満を覚えるジャニーズファンもいるようで、「主演にあえて触れないなんて不自然だよな……『いい印象を持ってません』って、言わなくても伝わってくる」「他の演者を褒めて、主演には触れもしない……なんでですか?」といった反応も。

 その後、ファンが「横山さんどうでしたでしょうか」とるみ子氏にリプライを送っており、これに「主役なからもミュージカルの経験が少ないせいですか、正直他のベテラン舞台俳優と比べるとまだまだ力量不足な感じは否めませんが、それでも回をこなすことで役を自分のものに出来るんじゃないかと期待しています」(原文ママ)と返信している。また、9日に投稿されたツイートでは、「舞台に限らず映画でもなんでも主役に対して言及しないのはよくあります。脇が光ってればそこを魅力に感じるだけ」と釈明したあと、「主演に触れないといけない義理はないです。また触れないから嫌ってるとかdisってるとか馬鹿馬鹿しい」と厳しい言葉も。

 これだけでなく、るみ子氏はジャニーズファンが舞台のチケットを“独占”しているとも言及。7日のツイートでは「『上を下へのジレッタ』はミュージカルとして普通に面白いのに、チケットがジャニーズファンで瞬殺とか。手塚ファンや舞台ファンまでまわらなくてちょっと残念ですね」と発言し、ファンの怒りを煽っている状態だ。

『上を下へのジレッタ』の公式サイトからチケット情報を見てみると、6月10日~19日に大阪・森ノ宮ピロティホールで行われる公演は、S席も「発売中」の表示になっている。また、東京公演では当日券の販売を行っているため、「チケットがジャニーズファンで瞬殺」というるみ子氏の発言には、疑問を訴えるファンの声も多い。

 その後るみ子氏は、ジャニーズファンとのやり取りの間で「ジャニファンで瞬殺というのはこちらにも誤解があったようですね。(中略)ジャニーズ主演の舞台はいつもファンの女性客が占めてるのでそういう偏見がありました。すみません」と訂正している。しかし、この発言は特定のファンとのやり取りだったため、タイムライン上には流れておらず、ファンの怒りは収まっていないようだ。

 ジャニーズファンを中心に炎上騒ぎに発展しているるみ子氏だが、手塚治虫作品とアイドルが絡む場面では、度々同じようなことが起こっている。2014年には、A.B.C-Z河合郁人・五関晃一出演の舞台『ファウスト~愛の戦士たち~』の感想として、「『ファウスト』ほぼ三時間。長い。主役をはじめ歌う人が悉く音程を外しちゃんと歌えてないというミュージカルとしては壊滅的」と辛辣なコメントをTwitterに投稿し、ファンの間で話題になったことも。また13年には、草なぎ剛主演、当時AKB48のメンバーだった大島優子が出演していたドラマ『神様のベレー帽~手塚治虫のブラック・ジャック創作秘話~』(フジテレビ系)について、「大島優子をfeatすればするほど手塚治虫も壁村編集長もインパクトが無くなり存在感がボケるなぁ…」と名指しで指摘したことで、AKBファンから批判を浴びていた。

「J(編注:ジャニーズ)だろうとAKBだろうと手塚作品をやってくれる俳優としてフラットに見ています」というツイートのように、手塚作品を愛するがゆえに、作品に対して厳しい意見を述べるるみ子氏。これ以上、ファンと感情的にこじれることがないといいのだが……。

文・ジャニーズ研究会(じゃにーずけんきゅうかい)
※ジャニーズを愛する有志による記者集団。『ジャニーズ50年史』『完全保存版ジャニーズの歴史――光も影も45年』『ジャニーズに捧げるレクイエム』(鹿砦社)など多数の出版物を刊行。

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