プロレス総選挙 古今東西 好きなレスラー100(3)

| 週刊実話

 三沢光晴にはプロレスの巧さへの称賛とともに、リング禍による不慮の死を惜しむ声も多々寄せられた。
 「エルボーを主体とした試合の組み立てや必殺のエメラルド・フロウジョンなど、独創性が高くプロレスセンスの塊だった」(46・男)
 「自ら旗揚げしたノアを背負う責任感が、死につながったのかもしれません」(44・女)

 “ノアの絶対王者”小橋建太には、40代前半からの票が集まった。
 「プロレスラーという以前に、小橋建太という人間の努力と根性、生き様が好きです」(41・女)

 “破壊王”橋本真也にも根強いファンは多い。
 「強いときはべらぼうに強いくせに、トニー・ホームや小川直也など特定の選手にはもろさもあって“応援しなきゃ!”という気持ちにさせられた」(46・男)
 まだまだ選手としては盛りだっただけに、脳幹出血による早世が悔やまれる。

 幅広い年代からの支持を集めたのはザ・デストロイヤーだ。
 「4の字固めはプロレスごっこの定番。私も小学生の息子たちに伝授しました」(45・男)

 近年はテレビタレントとしても活躍する蝶野正洋。
 「STFやショルダーアタックなど、意外と使う技がクラシカルなところが好きだった」(45・男)

 続いても“闘魂三銃士”で、近年は“プロレスリング・マスター”とも称される武藤敬司。
 「高田延彦に勝った世紀の一戦。プロレスで泣いたのは後にも先にもあのときだけです」(45・男)

 タッグチームとして一番の票を集めたのはロード・ウォリアーズ。
 「ビルドアップされた体に圧倒的なスピードとパワー。最初に見たときは衝撃的だった」(48・男)

 ドラゴン・フィーバーを巻き起こした藤波辰爾には、50歳代を中心とした支持が目立った。
 「ドラゴン・ロケットにドラゴン・スープレックス。どれも目新しくプロレス新時代を感じた」(56・男)
 「藤波がいたから大量離脱後も新日は存続できた。長州や前田らに目がいきがちですが、藤波こそが真の功労者ですよ」(53・男)

 一芸で票を集めたのはフリッツ・フォン・エリック。
 「アイアンクローで相手の頭をつかんだまま引きずり回す姿には、エリックがヒールであることを忘れて見ほれました」(60・男)

 ボボ・ブラジルのココバットやワフー・マクダニエルのトマホークチョップなど、レジェンドレスラーたちにはそれぞれ代名詞となる必殺技があったものだ。
 “仮面貴族”ミル・マスカラスのフライング・ボディーアタックもそんな必殺技の一つ。
 「軽快に飛び回るのを見て、こんなレスラーがいるんだと感動した」(67・男)

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