南アが8季ぶりセブンズ総合V! 残留目指す日本は最終大会で強豪揃いの組に

| ラグビーリパブリック

 南アフリカの7人制代表“ブリッツボッカ”が、ワールドラグビーセブンズシリーズで8季ぶり2回目のシーズンチャンピオンに輝いた。5月13、14日におこなわれたパリセブンズで、南アはサモアとのカップ準々決勝を12-0で制し、準決勝ではニュージーランドに26-5で逆転勝ち、決勝ではスコットランドを15-5で下し、今季5冠目を獲得(9大会のうち8回決勝進出)。全10ラウンドが組まれた2016-2017シーズン、最後のロンドンセブンズを1週間後に控えるが、総合ランキングで2位に浮上したイングランドとの獲得ポイント差は34点となり、逆転は不可能のため、最終ラウンドを待たずして南アの男たちが歓喜の抱擁を交わした。

 これまで一緒に戦ってきたスター選手のシアベロ・セナトラやクワッガ・スミスなどが15人制での代表入りを新たな目標とし、前主将のカイル・ブラウンはシーズン途中に前十字靭帯断裂で離脱してしまったが、フィリップ・スナイマン、セシル・アフリカ、ロスコ・スペックマン、ヴェルナー・コックなど2016年のリオオリンピックで銅メダルを獲得したセブンズのスペシャリストたちが多く残り、再チャンスをもらった選手やニューフェイスもアピールして、今季は圧倒的な強さだった。

 来年、アメリカのサンフランシスコで開催されるワールドカップ・セブンズと、2020年の東京オリンピックも当然視野に入っており、ニール・パウエル ヘッドコーチのもと、これからも成長を続けるだろう。

 日本はパリ大会13位。コアグループ残留を争うライバルのロシアを下し、シーズン獲得ポイント差は「8」に縮まった(ロシア 27点、日本 19点)。降格するのはこの2チームのどちらかで、日本が逆転するためには、5月20、21日にロンドンでおこなわれる最終ラウンドで最低でもベスト8以上(プール2位以上でカップ準々決勝進出)に入らなければならない。

 そのロンドンセブンズで日本は、ニュージーランド、フィジー、カナダと一緒のタフなプールに入った。

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