こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。
2017年5月9日に行われた韓国大統領選挙において、「共に民主党」代表の文在寅氏(64)が当選を果たしました。
前任の朴槿恵氏(65)の罷免を受けて当選した大統領であるため、文大統領に対する韓国国民の期待値は非常に高いものになっています。また、北朝鮮との融和政策、慰安婦問題に対する再交渉の検討、竹島を韓国領とするアピールなど、反日的な政策を掲げているためか、日本の左派系メディアはおおむね好意的な視点で報道しています。
文大統領の当選直後、韓国の街の声をインタビュー取材した映像がテレビ放送されましたが、僕は60代に見える一人の男性の様子を見て思わず目を疑いました。その男性はインタビューを受けた際「文在寅大統領は偉大なる我が民族のための大統領だ」と答えたのです。
彼の誇張された言葉の表現や口調、作ったかのような顔の表情は北朝鮮の街頭インタビューを思わせるものでした。僕はこの男性が北朝鮮から派遣された工作員ではないかと勘ぐっています。
文大統領の両親は朝鮮戦争時、現在の北朝鮮にあたる地域から避難した経緯を持ち、それゆえ文大統領は親北朝鮮的な政策を掲げているのでしょう。それ以外にも公務員を大幅に増員するという、社会・共産主義の影響を受けたかのようなマニフェストを掲げています。
■経済困窮で中韓ともに一番人気の職種は公務員に
現在の韓国は「匙社会」と揶揄される親の地位や収入が子供のそれに反映される社会となっています。中国も現在は「富二代」(富裕層の二代目)から派生した「窮二代」(貧困層の二代目)という言葉が若年層の間で流行語となっていますが、両国は似たような状況といえます。現在、一番人気のある職種は中韓両国ともに公務員となっており、「会社を設立して大金をつかむ」といった希望がほとんど存在しない社会になっています。
現在の中国は公務員が過剰に存在しており、彼らに仕事を割り当てるために単純な行政業務でも多くの手続きが必要です。例えば身分証が紛失したら十数もの行政機関に足を運び、各地で証明書を提出して捺印してもらう必要があります。しかも各機関全てで手数料が発生するという非常に厄介なシステムになっています。