関ジャニ∞、初の野外フェス参戦で”アウェー空気”が一転して絶賛の声

Photo by josemanuelerre(写真はイメージです)

 大阪と東京で開催された野外音楽フェスティバル『METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2017』(以下『メトロック』)に、関ジャニ∞が登場した。彼らの出演は5月21日に行われた東京会場のみとなったが、ロックファンを大いに盛り上げていたようだ。

 今回の出演は、12日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)にてサプライズ発表された。すでに東京会場のチケットは完売していたため、関ジャニ∞ファンが『メトロック』に参加することはほぼ困難な状況に。さらに、ロックファンからは「アイドル」である関ジャニ∞が参加することに否定的な声もあり、完全に“アウェー”な状態でステージに立つことが予想された。

 また当日は、チケットを譲渡してもらい『メトロック』に参加した関ジャニ∞ファンのマナーが問われる事態も。ネット上には、「関ジャニ∞ファンの人が応援うちわを持ってきてる」「ジャニオタがヒール履いて参加してる」などの目撃情報が投稿され、ロックファンのみならず、ジャニーズファンからも批判を浴びることに。しかし、現地にいた関ジャニ∞ファンからは「私が見る限りそんな人いない」「みんな普通に同化してたよ」との情報も上がっていた。真偽のほどは不明だが、パフォーマンス前から関ジャニ∞はなにかと注目を集める存在となっていた。

 そして午後6時ごろ、いよいよ関ジャニ∞の出番に。すっかり彼らの定番曲となった「ズッコケ男道」(2007年)や、「NOROSHI」(16年)、「LIFE~目の前の向こうへ~」(10年)などの人気シングル曲のほか、バンド曲としてファンから人気の高い「宇宙に行ったライオン」(11年発売のアルバム『FIGHT』収録)や「象」(14年発売のアルバム『関ジャニズム』収録)など、計10曲を披露した。

 関ジャニ∞のパフォーマンス後には、ネット上に絶賛コメントが続出。「関ジャニ∞、すばらしい演奏だった。アイドルではなく、ちゃんとロックバンドだった」「出演発表されたときは『関ジャニ∞がメトロック!?』と思ったけど、普通にバンドしてた。大倉(忠義)くんがドラムをやるのは知ってたけど、全員器用に楽器演奏してた」「フェスにジャニーズがいるというもの珍しさで見に行ったけど、すごく盛り上がってて楽しかった! ぜひ来年も参加してほしい!」と、ロックファンからは好意的なコメントが多数投稿されていた。

 そんな様子を見た関ジャニ∞ファンは、「この機を逃すまい」と、ネット上で宣伝活動を開始。セットリストに含まれていなかった楽曲からオススメのバンド曲を紹介したり、関ジャニ∞が出演しているバラエティ番組『関ジャニ∞クロニクル』(フジテレビ系)で見せる彼らの“おバカ”な姿にも注目してほしいと訴えたり、『メトロック』の会場にいなかったファンの間でも、大きな盛り上がりを見せていた。

 また、22日には関ジャニ∞が所属するレコード会社「INFINITY RECORDS」の公式サイトで、『メトロック』のセットリストを公開。楽曲が収録されたシングルやアルバムが記載されているだけでなく、全曲視聴が可能になっている。ファンだけでなく、関ジャニ∞にかかわるスタッフも『メトロック』を機に関ジャニ∞の魅力を全力で伝えようとしているようだ。

 関ジャニ∞といえば、16年12月10日に札幌・ニトリ文化ホールで行われる予定だったアイドルグループ・モーニング娘。’16のコンサートが大雪のため中止になり、路頭に迷うファンが『関ジャニ’sエイターテインメント』の札幌ドーム公演に参加したことが記憶に新しい。その際も、関ジャニ∞を初めて見るというモーニング娘。のファンを魅了し、思いがけない方法で新規ファンを獲得していた。

 今回の『メトロック』でも、本格的なバンドパフォーマンスでロックファンを魅了した関ジャニ∞。この調子で、幅広い新規ファン層を獲得していきそうだ。

文・ジャニーズ研究会(じゃにーずけんきゅうかい)
※ジャニーズを愛する有志による記者集団。『ジャニーズ50年史』『完全保存版ジャニーズの歴史――光も影も45年』『ジャニーズに捧げるレクイエム』(鹿砦社)など多数の出版物を刊行。

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