優秀な人材を離さない人事評価のキモとは? 【鬼頭あゆみの「本が好きっ!」】

| 新刊JP
著者の高橋恭介さんと鬼頭あゆみ

みなさん、こんにちは!
インターネットラジオ「本が好きっ!」のパーソナリティ鬼頭あゆみです。

「本が好きっ!」25回目のゲストとしてお越しいただいたのは、『人事評価制度だけで利益が3割上がる!』(きこ書房刊)の著者、高橋恭介さんでした。

■年齢関係なく能力に応じて評価をしないといけない時代に

今回は「人事評価」に関する本ということで、かなり硬めのビジネス書なのかな?と思いながら手にしたのですが、会社員でも管理職でもない私でもスラスラと読める、分かりやすい本でした。

もともと「人事評価」についてあまり知らない私でしたが、読んでいくと奥深さを感じました。特に面白かったのが、業績もアップし、社員も定着するという人事評価のポイントが、スポーツ選手のように、能力に応じて評価をすることだったのです。

確かに日本の会社は、若い頃は給料が少なくても、いずれ上がるからという終身雇用を前提にしているところもまだまだ少なくないと思います。でも、それでは良い人材は確保できないのが今の時代。転職は普通になっていますし、能力のある人を適切に評価しないと、会社の業績にも響く時代なのですね。

■一方で全社員一律の昇給は逆効果…。

また、本書でもう一つ印象に残ったところがあります。
それは「マイナス評価もきちんとする」ということ。

高橋さんがそれに気づいたのは、前職で副社長をしていたときに、全社員に一律1万円の昇給をしたら、逆に不平不満が逆にたまり、コストをかけたのに誰も喜ばなかったことだったそうです。

同じ昇給をするにしても、能力の高い人にはプラス、能力の低い人にはマイナスとしないと結局、良い人材から先に会社を辞めてしまうと気づかれたとお話くださいました。

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