イボはどうしてできるのか、その原因が気になったことはありませんか? もし感染するものだとしたら、いつどこで感染する恐れがあるのか、その原因が気になるところ。一方、うつらないのであれば、それはそれで安心ですよね。そこで今回は「イボはうつるのか、うつらないのか」について、北青山Dクリニックの皮膚科専門医である福永麻紀先生に聞きました。
■イボはうつるって本当?
俗に“イボ”とは「尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)」と呼ばれるもので、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染により起こります。これは、自分の皮膚上で繁殖をし、増えていくのが特徴です。
イボは放置しておくと、だんだんに大きくなったり、数が増えたりします。そして、それを防ぐには、イボをとってしまう意外に方法はありません。したがってイボかなと思う症状が見られた場合は、できるだけ早く病院で治療を受けるようにしましょう。
■イボの感染経路って? 感染を防ぐ方法
イボのくわしい経路は判断されていませんが、目に見えないような皮膚の小さな傷から菌が入り、感染すると言われています。
したがって、イボの感染を防ぐには、スキンケアをしっかりすることが大切です。傷がなければ、ウイルスが感染するリスクは減りますので、肌を健やかに保ち、菌を入れさせないようにしましょう。
■病院での治療法って?
病院での治療方法としましては、液体窒素による治療が一般的です。ですが、症状や治療経過を見て最善の治療方法を決めていきますので、皮膚を腐食させる薬を塗る治療なども行われます。
イボができてしまったら、とにかく早く病院で治療を受けることが重要。ウイルス性のイボは放っておくと増えていく一方なので、治療の時間も金額もかかってしまいます。イボが小さいうちであれば治療も楽なので、早めの受診をおすすめします。
■まとめ
イボは、ウイルスの感染によるものであることがわかりました。これらは、放っておくと増えたり大きくなったりしてしまうので早期の治療が大切とのこと。「もっと早く手を打っていれば……」と後悔することがないように、症状が軽いうちに治療を行いましょう。
(監修:福永麻紀、文:石部千晶)
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