プライベートで使用していたと思われるLINEアカウントが流出し、出演者が知人を招待するためのチケット・通称“コネチケ”を複数の友人に配っていたことが発覚した、NEWS手越祐也（２９）。2015年3月の手越のLINEのタイムライン上には、「本当に申し訳ないのですが、事務所が今回のツアーから1人40枚とわけのわからないルールを作ってしまい、みんなに観てもらえないことになってしまいました」とつづられており、手越がジャニーズ事務所のルール変更に不満を持っていることがうかがえる。
手越のLINEアカウントが流出した時期には、ちょうどジャニーズ事務所がファンクラブの「会員規約」と「チケット販売規約」を改定。特に「チケット販売規約」は転売対策を強化するために、有償・無償を問わず第三者にチケットを譲渡することが禁止されるなど、厳しい改定が行われた。その最中、手越が“コネチケ”を「1人40枚」と明記したため、ファンからは「『プライベートの友人へのコネチケ配布禁止』っていう条約を追加してほしい」「ファンの転売取り締まる前に、事務所タレントのコネチケをどうにかしろよ」と、不満が噴出していた。
そしてこの騒動のすぐあとに、昨年、福岡県で7億5，000万円相当の金塊が盗まれた事件で逮捕された小松崎太郎容疑者本人のものと見られるFacebookに、手越を交えた3ショットが掲載されていることが発覚。こちらは11年7月の投稿とかなり古いものではあるが、手越はカメラ目線でピースサインをしており、2人に何らかの接点があったことをうかがわせる。
手越の周辺で立て続けに不穏な動きがある中、NEWSは5月27・28日にコンサートツアー『NEWS LIVE TOUR 2017 NEVERLAND』和歌山公演を開催。騒動後、手越が初めてファンの前に現れる機会となったが、そこで一連の騒動に関する言及がされ、大きな話題になっている。
手越は27日の公演のMC中、「みんなさ、今日モヤモヤしてる人いなかった？」と切り出し、「みんなにね、言いたいことが2つあるんだ」と語り始める。まず“コネチケ”については、「うちの家族とかも、お金払って来てくれてるし、オレの大切な友達もお金払ってきてくれてるから。タダのチケットっていうのは、ジャニーズに1枚もないことをみんなにわかってほしい」と、“コネチケ”はファンと同じく“有料”であると説明。また、手越の両親はNEWSのコンサートを見るためにファンクラブに入会しているとも明かし、「正当なことをちゃんとやってるつもり」と主張していた。
また、小松崎容疑者との関与については「最初に言っておきますが、話題になっている彼の顔も名前も初めて知りましたし、面識は一切ありません」とキッパリ否定。「軽率な気持ちで彼との写真を撮ってしまって、疑惑が生まれてしまった」と、反省の色を見せていた。
一連の騒動について、手越がファンの前で直接言及したことについては、「ちゃんと自分の言葉で、直接ファンに伝わるように話してくれてありがとう！」「ファンのこと相当大事に思ってないとできないことだと思う」と感謝する声もあるが、和歌山公演に参加していなかったファンからは「たった数千人しか聞けない場所で言われても……」「手越さんの口から直接聞いたわけではないから、どんな反応していいかわからない」と冷たい反応も。
さらに、“コネチケ”への言及について「論点がズレてる」と指摘するファンが多いよう。手越は「タダのチケットっていうのは、ジャニーズに1枚もない」と説明していたが、「チケットがタダかタダじゃないかじゃなくて、そもそも席が確保されてることに怒ってるんだけど？」「本来ファンが入れるはずだったところに手越の“お友達”が40人も入ってることがおかしいって言ってるのに、なにもわかってないな」「ファンが気になってるのは『1人40枚』が少ないって文句言ってたことなんだけど……」と、手越の説明が的を射ていないと感じるファンからの厳しい指摘が相次いでいる。
騒動の鎮静化を図ったと思われるが、手越の言動に不信感を抱くファンはまだ多い。今後の行動でファンの不安を解消してくれるといいのだが……。
- 文・ジャニーズ研究会（じゃにーずけんきゅうかい）
- ※ジャニーズを愛する有志による記者集団。『ジャニーズ50年史』『完全保存版ジャニーズの歴史――光も影も45年』『ジャニーズに捧げるレクイエム』（鹿砦社）など多数の出版物を刊行。
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