昭和の夏はコレ!癒やし効果や意外な利用法もあった玩具

| まいじつ
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「元祖クールジャパン」再検証 ~ファイル34【ツクダオリジナル スライム】~

真夏日となる日もチラホラ。つい『冷し中華』や『そうめん』などの、涼味がある食べ物ばかりとってしまいますね。暑くなるとなんとなく手元においていじりたくなる玩具といえば、何と言っても『スライム』でしょう。

スライムの材質の95%は水なのだそうで、触るとひんやりして気持ちいい。だから1年を通して最も売れる季節が夏場なのだそうです。確かに暑い日に外から帰ってきた後、冷蔵庫で冷やしたスライムをおでこに当てるとメチャ気持ちよくて癒やされるんですよね~。

最近ではスライムというと、下のような小さな容器に入った商品を、もっぱら駄菓子屋やガチャガチャで購入したという人がほとんどだと思います。

いまではドロドロしたゼリー状玩具の総称といった感じですが、実はオリジナルのスライムは、1977年にアメリカで誕生し、日本では1978年、ツクダオリジナルから発売されました。

大した宣伝もしてないのにブームとなり、爆発的売り上げを記録。生産に使う水の供給が間に合わず、井戸を掘りすぎて大阪府から地盤沈下の恐れがあるとクレームがついたという逸話があるほどです。

ご覧の通りスライムは、フタつきのバケツ型容器に入って発売されていました。とにかく乾燥に弱い商品なので、この形の容器が一番いいのだそうです。緻密な金型で作った密封性の強い国産品を使っていたそうで、この容器の開発に最も労力を注いだそうです。

おまけ情報:スライムをパソコンのキーボードなど、掃除しにくい凹部に流し込んでやるとビックリするほど汚れが取れますよ。

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