川柳と俳句の違いとは?江戸時代には性に関する川柳「艶句」なども

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川柳と俳句の違いとは?江戸時代には性に関する川柳「艶句」なども

江戸時代、庶民の趣味の一つといえるのが、川柳でした。最初は上方で流行し、その後に江戸に伝わったものです。ところで、この川柳と俳句というのは、どこが違うのでしょうか?

松尾芭蕉(月岡芳年 月百姿より)

川柳と俳句の違いとは?

俳句は五・七・五で、季語を用います。一方、川柳は、俳句の季語を外してより簡単になったもので、口語を用います。さらに、川柳には前句が付いているため、五・七・五の句は付句(後句)に。前句が大きな意味を持ち、句意を表すものになることがわかります。

川柳は、他人を茶化したり自生批判できる知的遊戯ともいわれ、当時の川柳はおよそ20万句も残されているとか。世情を憂い人間のあわれを描く川柳ですが、かといって暗い印象はなく、あくまで、さらりと洒落にするのが、粋なんですね。

艶句も多かった川柳

江戸時代の中期から、性に関する興味も一気に開花したこともあり、川柳でも性にちなんだものも自然と多かったようです。男性の願望や妄想など、口にするのは憚るようなことでも、川柳で詠むことならばできるのでしょう。

時には、養母や義母と婿養子との関係も多く描かれていました。養子や入り婿の縁組が多く、女たちもごく限られた範囲でしか交際していなかったので、こうしたことが本当にあったのかもしれません。

川柳を通して、あれやこれやと想像するのもきっと楽しみだったのでしょう。江戸の町では町内ごとに投句会ができるほどの、人気ぶり。当時の川柳がどんなものだったのか、色々と見てみたくなりますね。

参考文献:江戸に学ぶ「おとな」の粋 神崎宣武, 江戸の艶本と艶句を愉しむ

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