四国の海の玄関口の1つ高松港。
ここは全国でも有数の港で、本州や小豆島、直島諸島などの離島と四国を結ぶ海上交通の要衝として栄え、いまでも入港船舶隻数、フェリー旅客数およびフェリー貨物などが多い日本屈指の旅客港です。
また、飛鳥Ⅱなどの豪華客船や海上自衛隊掃海母艦など5万トン級の船も着岸するほどの大きな港です。
そんな日本有数の港は、瀬戸内国際芸術祭の各島の会場への玄関口としても利用されています。
ひときわ目につく、高さ8メートルもの2本の柱がシンボル「Liminal Air -core-」はこの港が瀬戸内国際芸術祭の玄関口となっていることを教えてくれます。
すぐ近くに、木材アートの種の漂流をイメージした「国境を越えて・海」も展示されています。
高松港の歴史は江戸時代までさかのぼります。
1588年、豊臣政権下で生駒親正(いこま・ちかまさ)が、野原郷を高松と改称して高松城の築城と城下町の整備をするとともに、内町港を築造したのが始まりです。
そんな歴史あるアートな港では、美しい夕日を味わえることでも有名です。
瀬戸内海に落ちる西日はまるで不思議な世界へと導いているよう。
ガラスブロックを約1,600個組み合わせ作られた灯台は、内側からの光の照射により灯台を赤に染めています。
このようなデザインは世界で初めての試みとのこと。