棚橋選手がインターコンチを巻いて嬉しい!:「鈴木詩子の新日最強通信」連載10

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棚橋選手がインターコンチを巻いて嬉しい!:「鈴木詩子の新日最強通信」連載10

プロレス大好きマンガ家の隔週連載!!
鈴木詩子の新日最強通信

第10回 棚橋選手がインターコンチを巻いて嬉しい!

 新日本プロレスにハマって2年目の超にわかファン! 鈴木詩子といいます。まだまだ分からない事だらけですが、よろしくお願いしますね。

 皆さん、観ましたか?新日本プロレス6.11大阪城ホール大会! 私は新日本プロレスワールドでの観戦だったのですが…もう、凄かったですね……内藤哲也vs棚橋弘至戦!!

 まず入場で、私が応援している棚橋選手が腕のケガ(右上腕二頭筋腱遠位断裂)に包帯を巻いた状態で登場し…やっぱり心配だなぁと胸を痛めていたのですが、すぐにそんな気持ちは吹っ飛びました。なぜなら今回は、いつもの笑顔でエアギターを奏でながらでは無く、闘志メラメラの真剣な表情での入場だったんですよ。それが、もう凄い気迫で……棚橋選手のこの試合に対する思い入れの強さが伝わってきたからです。

 インターコンチチャンピオンになっても何の発言権もなく、価値も無いんだから封印するべきだとベルトを粗末に扱いボロボロにしてしまった内藤選手。それに対し、ベルトの価値はチャンピオンが創っていくもの。プロレスの根本を分かっていないと怒りを露わにした棚橋選手の試合が面白く無い訳ありません! ケガしていて受け身を取るのも大変だろうに……棚橋選手の捨て身の攻撃に圧倒されてしまいました。特に場外へのハイフライフローがすごい高さで、思わず息を呑みました。そして、かつてインターコンチネチャンピオンでベルトを自分色に染め上げた中邑真輔選手の〝滾る〟ポーズを一瞬棚橋選手がしたのを見て……かつてのライバルに対するリスペクトと、このベルトは俺が守るからという思いが伝わってきて、もう涙腺崩壊してしまいました。

 ケガをした腕ばかりを攻める(当たり前ですが……)内藤選手にヒヤヒヤしながらも、最後はなんと内藤選手からタップを奪うという圧巻の勝利!! もの凄く嬉しくてひとり、部屋で踊り狂っていたのですが……同時にこんな殺気立った棚橋選手を引き出した内藤選手も流石だなぁと思ってしまいました。

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