就職活動中はどうしても、知名度が高かったり、待遇が見るからによかったりする大手企業に惹かれてしまいますよね。中小企業の選考を受けようとせず、大手企業ばかりを志望してしまう「大手病」といわれる人たちも就活ではいると言われていますが、実態にはどうだったのでしょうか? 就活を経験した先輩社会人のみなさんに、就活当時自分が「大手病」であったかどうか振り返ってもらいました。
■就活をしていたころ、自分は大手病だったと思いますか?
はい 23人(13.5%)
いいえ 148人(86.6%)
■そう思う理由を教えてください
<はいと答えた人>
●大手企業しか見ていなかった
・有名な会社の選考しか受けなかったから(男性/27歳/運輸・倉庫)
・中小企業に就職する気がなく、面接などを受けていなかったので(男性/28歳/情報・IT)
・大手しか見なかった(男性/21歳/通信)
・中小企業のことを調べず、とりあえず名前を知っている企業ばかり受けていたので(女性/26歳/医薬品・化粧品)
●大手なら安心できると思った
・大手のほうが福利厚生がしっかりしていると思ったから(女性/23歳/人材派遣・人材紹介)
・大手でないと福利厚生が充実していない(女性/30歳/その他)
・安定しているから(男性/33歳/その他)
・安定を求めていた(女性/28歳/情報・IT)
<いいえと答えた人>
●自分にあった会社を探したかった
・自分の考えに合う会社をちゃんと選びたかったから(女性/24歳/情報・IT)
・行きたい会社を選んだ(男性/25歳/商社・卸)
・特に会社の規模は気にしなかった(女性/27歳/その他)
・興味のある企業をたくさん受けて選びたかったから(女性/23歳/食品・飲料)
●そもそも大手を狙っていなかった
・大手が必ずしもいいわけじゃないから(女性/23歳/金属・鉄鋼・化学)
・特に大手に就職したいとは思っていなかったので(女性/36歳/その他)
・中小のほうが興味があったから(女性/28歳/その他)
・自分には大手企業は無理だと思ったから(男性/34歳/商社・卸)
意外にも、就活当時自分が「大手病」だったと思う社会人は1割を少し超える程度でした。会社規模よりも業界を見て自分にあった会社に入りたいと思っていた人が多かったです。
いかがでしたか? 大手企業の福利厚生や安定性はすばらしいものですが、必ずしも企業風土が自分に合っているとは限りません。また、内定の時期も異なりますので、大手にこだわらずにさまざまな企業に挑戦するほうが、よい結果となるかもしれませんよ!
文・学生の窓口編集部
マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2017年6月
調査人数:就活を経験した社会人男女171人