中居正広がキーマンに?Kis-My-Ft2が人気低迷で探る進路とは

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 Kis-My-Ft2のニューシングル『PICK IT UP』(6月7日リリース)の売り上げが、6月6日付のオリコンデイリーランキングにて前シングルから約3万枚減となる、8.6万枚だったことが分かった。同シングルはメンバーの藤ヶ谷太輔(29)が出演するドラマ『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』(フジテレビ系)のテーマソングに起用されている。しかし同ドラマは、初回から平均視聴率が6.9%に沈むなど低迷中とあって、ドラマの人気のなさがそのままシングルの売り上げにも表れてしまっている格好だ。

 昨年8月に発売された前々作『Sha la la☆Summer Time』では約15万枚を売り上げていたものの、1年足らずで6万枚以上も売り上げが落ちている現状に関係者も頭を悩ませているという。

 また、そんなキスマイ低迷の原因として、メンバーの度重なる恋愛スキャンダルの影響を指摘する声も少なくない。今年3月に横尾渉(31)とモデルの堀田理紗(28)の浴衣2ショット写真がネット上に出回った上、SNS上での“交際匂わせ投稿”が散見されたことから大炎上となった。また同時期には二階堂高嗣(26)とガールズバンド・SCANDALのボーカル・ギターHARUNA(28)との交際説も流れ、それを機に“担降り”を公言するファンが相次いだ。

「女性問題で人気が暴落するキスマイには、ジャニーズからのテコ入れが始まるという話が飛び交っている。ジャニーズに残留濃厚とされている中居正広(44)とのパックで、一からプロモーションをやり直そうという案です。中居は以前から自身の番組でキスマイを重用し、実際にキスマイに向ける愛情を隠さなかった。また地味だったメンバーを派生ユニットとして『舞祭組』を結成させたプロデューサーでもあるので、まさしく適役といえるでしょう」(芸能記者)

 かつてSMAPも、人気が低迷していたデビュー当時に、バラエティに進出して一気にスターの階段を駆け上がっていった経緯がある。当時の貴重な経験を後輩であるキスマイに伝えるという意味でも、中居の担う役割は重要なものとなりそうだ。

■将来的には元マネージャーI女史の新事務所で合流?

 キスマイにとって大きな影響を及ぼす存在の中居だが、本人自身もジャニーズ事務所を“出るか残るか”の決断が注目されている真っ只中。当初は独立が有力とされていたが、ここへきて中居がMCを務める『中居正広のミになる図書館』(テレビ朝日系)がゴールデンに進出し、出演中の「キリン 氷結」のCMが放送期間を延長したなどの背景から、メディアは一斉に“中居残留説”を報じている。

 今後も”ジャニーズの中居”として生き続ける覚悟を決めたのかと思われるが、それでも新事務所設立の計画が立ち消えになったわけではないとみる向きが少なくない。元マネージャーであったI女史(60)が、大手芸能事務所の幹部と接触し、キスマイメンバーとも密会を重ねるなど、新事務所設立に向けて水面下で活発に動いていたふしが確認されているからだ。

「メリー喜多川副社長(90)のお気に入りとされる藤ヶ谷はともかく、それ以外のメンバーは干され気味で、舞祭組のみならずキスマイ自体は常に消滅する可能性があった。それを危惧した中居が残留する際の条件のひとつに”キスマイ救済”があったという話もある。しかしキスマイは元々I女史の新事務所移籍の最有力候補だった。ジャニーズ内で一旦立て直しを図り、将来的に新事務所で合流という線はまだ残されている」(前出・記者)

 内部の慌ただしさが見て取れるジャニーズだが、中居とキスマイはどう活動していくのだろうか。今後に注目だ。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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