木村拓哉、香取慎吾ら3人の”独立確定”で好感度がさらにダウンか

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 地獄の底へ一直線か。元SMAPの香取慎吾(40)らのジャニーズ脱退が現実味を帯びてきた。SMAP解散の元凶と言われる木村拓哉(44)は、さらに厳しい立場に追い込まれそうだ。

■5人のうち3人は脱退の方向へ…キムタクは沈黙

 6月が山場と言われてきたSMAPメンバーの独立問題。『週刊女性』(主婦と生活社)が6月27号の記事で「香取慎吾、稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(42)の3人は6月5日、それぞれがジャニーズ事務所本社を訪れて9月をもって退社する旨を伝えたそうです。正式な締結はまだのようですが、やはり彼らの意思は固まっていました」と芸能関係者のコメントを掲載するなど、ついに火がつき始めた。

 香取たちは、当初の予定どおり、SMAPの元チーフマネージャー・I氏が率いる新芸能事務所へ移籍する見込みだ。

 3人のジャニーズ退所で一番ダメージを被るのは木村だ。昨年1月の謝罪会見以来、裏切り者のレッテルがついて回る木村は、時間の経過とともにそれを裏付ける話が周囲から噴出。木村に裏切られたショックが強い香取にいたっては、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で笑顔が消え、無気力状態に陥っていた。そんな状況を見て、キムタクバッシングはどんどん勢いが強まった。

 その木村はといえば、主演映画『無限の住人』のPRや連ドラが一段落してメディア露出が激減。元・仲間たちの退所問題が落ち着くまで雲隠れしそうだ。

「SMAP解散後に退所組の3人と共演していない木村は、イメージが最悪です。すっかり裏切り者扱いで世論は厳しいし、嫌いな俳優ランキングではぶっちぎりの1位。『無限の住人』が爆死するなどネガティブな結果も出始めました。3人との縁が切れれば、裏切り者のイメージは一層明確になります。今後さらに窮地に追い込まれるでしょう」(報道関係者)

 前述の3人が独立の意向を示す一方、中居正広(44)の胸中は揺れている様子。退所するとも残留するとも言わず、単独行動に出ているようだ。

 中居はSMAP解散後も多くの司会番組を担当し、5人の中で一番露出が多い。しかし一方で、新事務所をバックから支えてくれるはずだった“芸能界のドン”が手を引き、独立しての国内活動に暗雲が漂い始めた。人間関係が5人の中で最も複雑な中居は、独立するとなればジャニーズとの交渉が難航するのは想像に難くない。

 だが元々は中居も退所希望者の一人。億単位の出資を行い、新事務所の設立にも携わった。退所を迷う理由は、一体何なのか。

「中居も退所して4対1の構図が出来上がり、さらに木村がジャニーズの幹部になってしまえば、世論や木村自身のメンツが障壁になって、SMAP再結成がますます遠のきます。中居は、脱退を決めた3人と木村の橋渡し役になることを考えているのでは。元リーダーとして解散の責任を一番強く感じているのでしょう。とはいえ、木村の好感度までケアするのは難しいです」(前出・報道関係者)

 冷たい世論にさらされ、情けをかけられる木村。稀代のトップアイドルもここまで来ると哀れだ。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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