日本代表×アイルランド代表、試合前の両軍動静。

| ラグビーリパブリック

 2019年のラグビーワールドカップ日本大会で対戦する日本代表とアイルランド代表が、6月17日、静岡・エコパスタジアムでテストマッチをおこなう。

 本番を見据えた現状認識の場に際し、日本代表のジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチ(HC)は「プランを遂行してくれればいい戦いができる。それができなければ、苦しい展開になる」と強調する。

 対するアイルランド代表は、10日に敵地でおこなったアメリカ代表戦を55-19と圧倒している。12日に来日し、15日から練習再開。16日に会場入りした。背番号6をつけて先発予定のリース・ラドック主将は、やや蒸し暑い気候や日本代表のプレースタイルを踏まえこう展望する。

「明日も暑いと思いますし、スピードの出る試合展開になるとも感じます。自分たちにとってシリアスなチャレンジであると認識しています。テストマッチのなかでもハードな戦いへ、メンタルの準備をしていく。それができれば、十分に戦える」

 これまで14キャップを獲得してきたFLは、マッチアップする日本代表のバックロー陣を警戒。FLのリーチ マイケル、NO8アマナキ・レレイ・マフィの名を挙げ、警戒心をあらわにする。

「リーチ、マフィは日本代表の経験も長く、今回も状態がいいようです。他の日本人の選手も、身体の大きさはないがそのポジションで必要な能力を持っています。きょうまで、彼らへの対策は練らなくてはいけないと考えてきました」

 相手に警戒されるリーチが口を開いたのは、15日の県内での練習後だった。この日の全体セッションではハイテンポを貫いたが、ややミスも目立ったか。リーチはその点を暗に認めつつ、こう前を向いた。

「完璧じゃない。ただ、完璧じゃないところを見つけるのが練習だから。明日(16日の練習)は、完璧にします」

 10日に熊本・えがお健康スタジアムで開かれたルーマニア代表戦は33-21で勝利も、一時相手にペースを渡している。目指すスタイルをより徹底したいと、気を引き締める。

「自分たちの立てたプラン通りにやり切るのが大事。プラン外のことをすると、いろいろと崩れてしまう。

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