今月8日に未成年との飲酒と不適切な関係により、無期限活動停止中の俳優・小出恵介（33）だが、その余波はさまざまなところに広がっている。
10日からスタートする予定だった主演ドラマ『神様からのひと言～なにわお客様相談室物語～』（NHK）は放送中止となり、7月放送予定の日本テレビ系ドラマも降板。来春公開予定の映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』についても公開中止を含め検討中だ。さらに、出演中であったテレビCMも放送が打ち切られ契約が解除。事務所には多額の損害額が発生すると言われている。
こうした中、思わぬ被害を受けているのがジャニーズ事務所だ。小出は今年3月に公開された、Sezy Zoneの佐藤勝利（20）と橋本環奈（18）が主演をつとめた映画『ハルチカ』に出演していた。映画の公式サイトでは、9月2日にBlu-rayおよびDVDの発売の文字があるが、この一件を受け予定通りに発売されるか不安視されている。本作は佐藤にとっては初主演映画でもあり、ファンにとっても思い入れの強い作品となっているようだ。そのためネット上では、「勝利くんが可愛そう」「もう勝利くんがこの映画のことを語ることもNGになるのかな」といった声が多数あがっている。
「同じような境遇にある作品はほかにも、2012年に放送された朝の連続ドラマ『梅ちゃん先生』（NHK）や、『ごくせん』（日本テレビ系）の2期があります。『梅ちゃん先生』は主題歌にSMAPの『さかさまの空』が使用されています。そして『ごくせん』にはKAT-TUNの亀梨和也（31）と元メンバーの赤西仁（32）が出演していました。これらも小出の件を受け、再放送や再配信、DVDの販売停止が危惧されています。そのため、このタイミングでファン達が一斉購入に殺到する可能性もあるでしょうね」（芸能記者）
若手実力派俳優として活動していた小出だけに、さまざまな出演作品や共演者にも影響が及ぶことは確かだ。今後のドラマの再放送にひやひやしているのは、ジャニーズファンだけに限った事ではないのかもしれない。