人気の少ない夜道は絶好の妖怪スポット!夜道に出現する様々な妖怪たち

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人気の少ない夜道は絶好の妖怪スポット!夜道に出現する様々な妖怪たち

人がほとんど通らない夜道は、妖怪たちに遭遇する可能性があるスポットの一つ。では、どんな妖怪たちがいたのでしょう?まずは、夜道に出現する、ちょっかいを出してきたり何か悪さをする妖怪からご紹介します。

見越し入道

数mもある見越し入道には、後ろから顔を覗き込んでびっくりさせる妖怪もいるそう。夜道に現れたら、本当に怖いですよね。しかも、見上げれば見上げるほど、体が大きくなるんだとか。正体は、狐やかわうそなど化けるのが上手な動物とも言われていますが、実際のところどうなんでしょう。とにかく、会いたくないのだけは確かですね。もし夜遭遇したら、一気に寿命が縮んでしまいそうです。

ちなみに、見越し入道を撃退できるといわれる呪文もあったそう。「見ていたぞ」「負けた、見越した」という言葉をかけたら、消えるそうな。ほかにも、上から見下ろしたり、物差しで背丈を計測するふりをしたり、落ち着いて煙草を吸うのも、撃退に有効だといわれていました。

見越し入道の仲間には、次第高(しだいだか)がいます。人間の形をしていて、見上げれば見上げるほど高くなり、人を驚かせるのは同じ。見下げると小さくなります。山口郡などに多く出現したと言われています。

一反もめん

約一反(長さ10.6m、幅約30㎝)の布がひらひらと飛んできて、人間の首にまきついたり、顔を覆い窒息死させるという、恐ろしい妖怪です。一反もめんに似た妖怪では、大きな風呂敷のようなもので突然人に覆い被さる「衾(ふすま)」とふわっと来てすっと被せて窒息させるという「布団かぶせ」があります。衾は、お歯黒をつけたことがある歯ならばかみ切れるそう。

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