ドコモ新人の韓国代表WTB、デビューも課題が浮き彫り

| ラグビーリパブリック

 NTTコミュニケーションズシャイニングアークスと、今季トップリーグ(TL)に復帰したNTTドコモレッドハリケーンズの“NTTダービー”練習試合が6月24日、NTT千葉総合運動場グランドでおこなわれ、NTTコムが43-19(前半14-19)と後半に逆転し、ライバルを退けた。

 この試合、後半からドコモに今季新加入したWTB張成民(チャン・ソンミン、高麗大→韓国軍体育部隊/尚武)がデビューした。当初はCTBに入る予定だったが本職の右WTBで登場。

 前半はドコモが40分の逆転トライで19-14とリードしていた。

 後半に入るとコムが3分に逆転し、5分にはリスタートのボールをつなぎノーホイッスルトライでリードを広げる。コムの攻めにドコモはディフェンスの時間が続く。張もディフェンスに行くが周囲とのコミュニケーションがまだきちんとできず、味方の指示であわててポジションを変更することが目立った。

 それでもボールを持つと、日本代表との試合でも見せた鋭いステップで前へ運んだ。

 見せ場は17分に訪れた。

 コム左中間ゴール前でコムが反則、5メートルの位置で張がボールをタップしインゴールへ置いたかに見えた。しかし、張のダブルモーションと判定され初トライは消えた。

 ややふっくらした張。チームの公式ウェブサイトでは186センチ、95キロとなっているが、体重は109キロある。来日時よりもウエイトトレーニングや練習で5キロ絞ったが、まだまだベストコンディションではない。

「アタック、ディフェンスともチームメートとのコミュニケーションができないので早く身につけたい。日本のチームはボールを展開するスピードが速く、対応しないといけない」と課題は理解している。

 後半30分には前へ出た張の裏側へコムがキック、ドコモゴール前で追いかけた張とチームメートが交錯。残されたボールはコムFBがトライへつなげた。

 言葉の問題は早めに解決するだろう。

 張を勧誘したドコモのリクルーターは大阪朝鮮高前監督だった呉英吉氏(オ・ヨンギル)。呉さんは「日本の選手はストレートランでアタックする。張は、慣れていないので戸惑っている。

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