イッテQの対抗株?テレ東『池の水ぜんぶ抜く』にブレイクの兆し

Photo by parramitta(写真はイメージです)

 ロンドンブーツ1号2号・田村淳(43)とココリコ・田中直樹(46)がMCを務める28日放映『池の水ぜんぶ抜く&駆除の達人緊急SOS! ヤバイ現場に行ってみた!」(テレビ東京系)に大ブレイクの兆しか? 同番組は3回目を迎える人気シリーズで、地方の名もない小さなの市町村の環境悪化に悩む沼や池の水を全部抜き、同時に日本の生態系を脅かす外来種生物の駆除も行うというユニークな内容で注目を集めている。

 同番組は初回、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)やNHKの大河ドラマなど国民的な人気番組が重なる時間帯で、8.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)、さらに第2弾も8.1%という異例の高い数字を記録。25日に放映されたシリーズ3では、本人が以前から「超おもしろい!」と絶賛していた伊集院光(49)が冒頭の現地ロケに登場するなど、業界内外でその企画性が高く評価されている。

「裏番組の『イッテQ!』(日本テレビ系)が豊富な制作費を使ってぜいたくな海外ロケを繰り広げている一方で、『池の水ぜんぶ抜く』は低予算なので国内ローカルの小さな市町村を回るという両極端な番組です。テレビ東京で『モヤモヤさまぁ〜ず』などのヒット番組を生み出した伊藤隆行プロデューサーが、社内の反対を押し切って放映に至った企画です。同番組は日本国内の環境問題が浮き彫りになるなど社会性も高く、千葉県習志野市長から依頼が舞い込むなど行政からも注目されています」(週刊誌記者)

 今期、大河ドラマ『おんな城主 直虎』が不調の中、5週連続で視聴率20%越えの記録を更新するなど、日曜の夜8時台は『イッテQ!』の独壇場だった。しかし、実は同時間帯はテレビ東京がこれまで『元祖!大食い王決定戦』や『愛の貧乏脱出大作戦』などを生み出してきた伝統的に強い枠でもある。

「同番組の伊藤プロデューサーは大晦日に『池の水ぜんぶ抜く』年越しスペシャルを狙っていると公言するなど鼻息が荒い。『イッテQ!』も、うかうかしていられないでしょう」(前出・記者)

 これまで低予算で数々のヒット番組を生み出してきたテレビ東京。新社屋に移転後も好調は続いている。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)
※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。
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