「埼玉県の小学生はみんな習います」。ある地理上の名前について、NHKの旅行番組「ブラタモリ」で、地元の人たちがこのような証言をしたことが話題だ。どこまで本当か――ツイッターなどで盛り上がっている。
その名前とは、「大宮台地」という、さいたま市大宮区を中心に位置する地形のことだ。ネットでは、県民から「小学生の時に習った」「初めて聞いた」との両方の反応が出ている。そこでJタウンネットは、埼玉県とさいたま市の教育委員会に話を聞いてみた。
2017年7月1日夜放送の「ブラタモリ」は、大宮特集を組み、大宮の歴史を研究して30年という大東文化大の宮瀧交二教授(歴史学)が、この台地のことを紹介した。しかし、大宮には用事で来たことはないという司会のタモリさん(71)は、「初めて聞きました」と率直に打ち明けた。
すると、宮瀧教授は、タモリさんの告白に深くうなずいたうえで、「埼玉の人は皆さん、知っていると思うんですけど」と事情を話した。大宮台地の縁に位置する氷川神社の東角井真臣・権宮司も、番組に出演しており、埼玉の小学生なら習ったことがあるとしたうえで、「私も小学校のときに習いました」と明かした。
大宮台地とは、富士山などの噴火で火山灰が降り積もってできた関東ローム層から成っている。ローム層の特徴として地盤が固く、地震などの防災上も有利だとされている。埼玉県内を南北約40キロにわたって広がっており、大宮の中心街は、台地の縁に出来た場所ということになる。雨水が台地に浸透して縁からしみ出ることから、周辺では湧き水も豊富のようだ。