毎回高視聴率を叩き出している、TOKIOの冠バラエティ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』（日本テレビ系）。7月16日の放送も、平均視聴率17.1％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）と絶好調で、今週も多くの視聴者がテレビの前に集まっていたようだ。
この日の放送は、城島茂（46）と山口達也（45）が東京・多摩川を訪れた。専門家とともに、さまざまな水生生物とふれあう城島・山口の様子が放送されていた。そんな中、視聴者は山口の“たくましさ”と“かわいらしさ”に釘付けだったようで、ネット上は大盛り上がりであった。
水辺を散策中、山口は突然「あ！」と叫び、なにかを見つけたような反応を見せる。山口が見つけたのは、なんと東京で絶滅危惧種に指定されている「イシガメ」。おもむろにイシガメを片手で掴んだ山口は、「君は大丈夫？」となぜか心中をうかがう。もちろんイシガメはなにも答えず、城島が静かに水の中へ返すのだった。さらにそのあと、山口は巨大なスッポンを発見。「これは手はヤバイかな～？」と言いつつも、山口はまたしても素手でスッポンを捕獲してしまう。暴れるスッポンをものともせず、カメラにその姿を自慢気に見せていた。
この放送で山口が素手で捕まえたのは、動きの遅いイシガメとスッポンだけではない。カメラマンが体長1メートルの「マゴイ」を発見したのだが、それを山口は網も持たずに、体ひとつで追いかけ始める。なんの躊躇もなくマゴイを抱きかかえる山口の姿は、アイドルを“本業”にしているとは思えない風貌であった。さらに、捕獲した魚が水槽から飛び出してしまった瞬間、山口はその魚をまたしても素手でキャッチ。そんな姿に、「網いらないじゃん！ もう手があれば十分！」と専門家もうなっていた。
なんでも素手で掴んでしまう山口にうなったのは専門家だけでなく、視聴者も同じ。「素手で難なく魚を捕まえるアイドルとか、すごいってレベルじゃないくらいすごい」「アイドルなんだから、なんでも手掴みはやめてください（笑）」「反射的に手が出ちゃう山口くん、野性過ぎる」と、驚きと感心の声がネット上に上がっていた。
そんなたくましすぎる山口だったが、メンバー思いでちょっとかわいらしい姿も見せた場面も。小さな魚などを食べて生態系を壊してしまうことから、駆除の対象になっているという「ニゴイ」を捕まえ、調理して食べることになった山口。慣れた手つきで「ニゴイの塩釜焼き」を作り、最後に仕上げとして、固まった塩の上に「リーダー」と書き入れていた。実は、このときロケに城島の姿はなく、山口はメンバーがいない寂しさを、つい塩釜にぶつけてしまったようだ。
ズバ抜けたサバイバル能力を持ちつつも、ふとした瞬間にメンバー思いな一面を見せた山口。そんなギャップもまた、彼らの人気の秘訣なのだろう。
- 文・ジャニーズ研究会（じゃにーずけんきゅうかい）
- ※ジャニーズを愛する有志による記者集団。『ジャニーズ50年史』『完全保存版ジャニーズの歴史――光も影も45年』『ジャニーズに捧げるレクイエム』（鹿砦社）など多数の出版物を刊行。
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