知られざる『アンパンマン』の裏設定の数々

| 日刊大衆
知られざる『アンパンマン』の裏設定の数々

 どれだけ時代が移り変わっても、子どもたちから常に愛され続ける国民的アニメ『それいけ! アンパンマン』(日本テレビ系)。作品の舞台となる“アンパンマンワールド”は、いろんな動物や妖精たちがのどかに暮らし、正義の味方のアンパンマンたちが毎日パトロールまでしてくれる世界。そんな穏やかな世界観が特徴の作品だが、実は大人もビックリな謎や裏設定があることをご存じだろうか。

 まずは「アンパンマンの体」の謎から。アンパンマンの顔は“あんパン”でできているが、体の材質については謎に包まれている。公式サイトによると「アンパンマンは生まれたときから服を着ていました。誰も体を見たことがないので、何でできているのかは分からない」との回答が。いつかジャムおじさんの口から、その謎が明かされる日は来るのだろうか。ちなみにアンパンマンの顔の“あんパン”に使用されているあんこは「つぶあん」である。

 そして着脱可能なアンパンマンの顔だが、交換した際に「前の顔はどうなってしまうのか」と、疑問に思う人がいるかもしれない。この謎についても公式サイトで言及されており、アンパンマンが新しい顔に変わると「前の顔は消えてなくなってしまう」というのが正解のようだ。ネット上では「めいけんチーズが食べて処理しているのでは」といった説もあったが、そのような残酷な設定ではなかった。

 また、空腹の人を見たら「自分の顔を食べさせてあげる」心優しいアンパンマン。しかし、当のアンパンマン自身が食事をするシーンは一切登場しない。アンパンマンは頭の中の“あんこ”がエネルギーになるため、食事をする必要はないそうだ。そんなアンパンマンの勤務状況に関する設定もある。アンパンマンには休日がなく、毎日欠かさずパトロールしているとのこと。世間でブラック企業が問題視される昨今、アンパンマンを取り巻く労働環境は思った以上に“過酷”と言えそうだ。ごはんを食べず、休みなしで働き続けるアンパンマンのおかげで、アンパンマンワールドの平和が守られているのだ。

 続いて、アンパンマンワールドに関する裏設定も紹介しよう。まずアンパンマンワールドには「人間が存在しない」という設定がある。「ジャムおじさんとバタコさんがいるのでは?」と思うかもしれないが、実はこの二人は人間の姿をした“妖精のような存在”とのこと。ちなみに公式サイトによると、この二人には血縁関係はないらしい。

 さらに「アンパンマンワールドの住人には“疑う”という概念がない」という設定もある。そのため、誰が見てもバレバレな“ばいきんまんの変装”に気づかず、毎度だまされてしまうようだ。

 このようなユニークな裏設定がたくさんある『それいけ! アンパンマン』。このあたりを知ってからアニメを見ると、ちょっと見る目が変わってしまうかも!?

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