豪州代表主将のモーアが今季かぎりで代表引退! 2019W杯は新主将で

| ラグビーリパブリック

 オーストラリア代表“ワラビーズ”の主将であるスティーブン・モーアが27日、2017年シーズンをもってインターナショナルラグビーから引退することを発表した。ブランビーズからレッズへの移籍が決まったときにオーストラリア協会とも3年契約を結び、2019年に日本で開催されるワールドカップまでプレーすると見られていたが、34歳になったフッカーは代表から退くことを決断。今年6月のテストマッチシリーズでは、3試合のうち2試合がベンチスタートだった。

 モーアは地元メディアに対し、「私はキャプテンの地位を譲り渡し、これからの4か月は新しいリーダーシップチームを可能な限りサポートしたい」とコメント。

 新キャプテンには、6月のフィジー戦とスコットランド戦でチームをけん引したFLマイケル・フーパー(25歳)の就任が有力視されている。

 モーアは8月19日開幕のザ・ラグビーチャンピオンシップに向けたトレーニングスコッドに入っており、南半球のライバルたちとの戦いに臨む。そして、11月のヨーロッパ遠征がインターナショナルキャリアの最後となりそうだ。また、ワラビーズは今秋来日して11月4日に神奈川・日産スタジアムで日本代表と対戦することが決まっており、ゴールドジャージーを着てプレーする姿を日本で披露するラストチャンスとなる。

 そして、2018年にレッズでファイナルシーズンを過ごしたあと、現役を引退することになりそうだ。

 モーアは2005年の代表デビュー以来、重ねてきたキャップ数は120。ワラビーズ選手としては、SHだったジョージ・グレーガン元主将の139キャップに次ぎ2番目に多い数字で、世界でもトップ10に入る偉大な記録である。ワールドカップには3大会出場し、前回の2015年大会では主将を務めてチームを準優勝に導いた。

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