関ジャニ∞錦戸亮(32)主演のドラマ『ウチの夫は仕事ができない』(日本テレビ系)の主題歌で、9月6日に発売予定の関ジャニ∞のシングル「奇跡の人」が、ファンの間で物議を醸している。
「奇跡の人」は、現在公演中の関ジャニ∞のコンサートツアー『関ジャニ’sエイターテインメント ジャム』でも披露されたが、ドラマ主題歌としてはエンディングで一部分が使われるのみで、視聴者がすべての歌詞を聞くことはまだできていない。放送回によって違う部分が流れるようになっているのだが、7月29日に放送された第4話では、「若い子見てたら腰引けんねん ちょっと解る気するわ」から始まる部分が流されていた。
その後、この歌詞を聞いた視聴者やファンから、「いい曲だけど、若い子に対しての“偏見”がすごい」「『女の子はこうあるべき』っていうのを押し付けてる感じがする」「う~ん、なんでこんな歌詞をエイトに歌わせたんだろう……私は好きじゃないな」と歌詞に対する批判の声が上がり、ネット上では炎上騒ぎにまで発展していた。
同曲は、シンガーソングライター・さだまさしが作詞作曲を手がけているが、関ジャニ∞メンバーから楽曲提供をオファーしたとか。また、ドラマ公式サイトでさだは、「メンバーとどんな歌にしようかと、食事をしながら相談したら現代版の『関白宣言』は出来ないか? と提案された」と明かしており、関ジャニ∞とさだとで相談の上作られた楽曲なのだそう。さらにさだは、「彼らの『好きな女の子』『苦手な女の子』『本音』と『建前』を基に作り上げた」とコメントしている。
関西弁の優しい言葉でつづられた歌詞ながら、「プライド剥き出しそのくせ下品 確かにそんな子多いなあ」「自分にだけしか興味は無いし 平気で嘘付く誰でもため口」「笑顔が似合って優しくて 上手に男を立てる人」「気遣い上手で家庭的 辛いときこそ側に居て」などの部分が引っかかるというファンが多く、“若者批判”“男尊女卑”と憤る人もいるよう。また、さだが明かしていたように、この歌詞に関ジャニ∞メンバーが携わっていることにショックを受けている人もいるようで、「エイトから見た今の若い人ってこう見えてるんだ……ちょっと悲しいわ」「“若い女の子のファンが多い”ジャニーズが歌うことの危険性を誰も考えなかったの? あまりにも時代錯誤な曲」との意見もある。
そんな中、『ウチの夫は仕事ができない』の演出を手がける佐藤東弥氏は、29日に自身のTwitterで「実は6分半の大作で、ストーリーと気持ちの変化が描かれていて、沢山の言葉の意味と歌う人の個性があって、全部の歌詞を聴くと、更にこの曲が好きになります」と、「奇跡の人」について語っている。また、歌詞の中には「藪から棒」「心の錦」という言葉が使われており、それぞれ、同ドラマに出演しているHey!Say!JUMP薮宏太と錦戸の名前にかけたものではないかと推測するファンもおり、「ドラマのために作ってくれた曲だからこその遊び心かな?」「錦戸くんだけじゃなく、藪くんのことまで!」という、喜びの声もある。
6月28日に発売された関ジャニ∞の最新アルバム『ジャム』は、初週で32.7万枚を売り上げ、7月10日付オリコン週間アルバムランキングで1位を獲得する大ヒットとなっていた。発売前にもかかわらず、“落胆”の声が聞こえてくる「奇跡の人」だが、売り上げに影響はあるだろうか……。
- 文・ジャニーズ研究会(じゃにーずけんきゅうかい)
- ※ジャニーズを愛する有志による記者集団。『ジャニーズ50年史』『完全保存版ジャニーズの歴史――光も影も45年』『ジャニーズに捧げるレクイエム』(鹿砦社)など多数の出版物を刊行。
【関連記事】
『ウチの夫は仕事ができない』第4話、関ジャニ∞錦戸亮の“キスシーン”にファンがヤキモキ! その理由とは……?
【ジャニーズ地獄耳アワー】関ジャニ∞・横山裕「ジャニーズ潰しですよ」