ジュリアン・サヴェアがNZ代表落選 ベン・スミス副将は豪州戦後長期休養へ

| ラグビーリパブリック

 ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとのテストシリーズを1勝1敗1分で終え、悔しさを味わった世界ランキング1位のニュージーランド代表“オールブラックス”は、8月19日から、連覇がかかる南半球4か国対抗戦(ザ・ラグビーチャンピオンシップ)に臨む。

 スコッドの34人は全員がテストマッチ経験者で、合計キャップ数は1,111。

 サプライズは、2015年のワールドカップで8トライを挙げ、オールブラックスの連覇に貢献したWTBジュリアン・サヴェアの落選。ハリケーンズのスターだが、スーパーラグビーの準決勝はベンチスタートになるなど状態がよくなく、スコットが発表された8月7日は苦い思いも残る27歳の誕生日となった。

 テストマッチ54試合で46トライを挙げ、「ザ・バス」の異名を持つサヴェアは、黒衣の11番を取り戻すために国内大会のマイター10カップで再起を目指す。

 スーパーラグビー決勝で活躍し、クルセイダーズの9年ぶりの優勝に貢献したFLマット・トッドも、残念ながらオールブラックスのバックロー復帰とはならなかった。

 プロップでは、50キャップのチャーリー・ファウムイナがフランス(トゥールーズ)へ去り、昨年ひざを再建したネポ・ラウララに扉が開いて2年ぶりの代表復帰となった。94キャップを持つオーウェン・フランクスがアキレス腱に不安を抱えているため、同じタイトヘッドPRのラウララが初めて代表の背番号3をつける可能性もある。左右両サイドでスクラムを組める22歳のPRアトゥ・モリは、見習いとしてホームでのトレーニングに参加する。

 2015年に脚光を浴びたネヘ・ミルナースカッダーは、昨年、今年と怪我が続き、肩を手術して復活するも、今季スーパーラグビー期間中に足を負傷したこともあって6月下旬から7月上旬にかけておこなわれたブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとのテストシリーズには出場できなかったが、ハリケーンズのFB/WTBとして臨んだスーパーラグビーのプレーオフで元気な姿を披露し、ワールドカップ決勝以来の代表復帰となった。

ピックアップ PR 
ランキング
総合
スポーツ