「8月6日」が登校日じゃなくなった... 平和学習、どう進める?

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平和記念公園(Dai Fujiharaさん撮影、Flickrより)

[Jステーション-広島ホームテレビ]2017年8月7日放送の広島HOMEテレビ「Jステーション」で、学校での平和学習の取り組みが紹介されました。

平和記念公園(Dai Fujiharaさん撮影、Flickrより)

広島市職員の休日に関する条例で、原爆が投下された8月6日を登校日にできなくなり、ほとんどの学校で行われていた平和学習が、今年は行われませんでした。被爆の実相をどう伝えていくのか、各学校で対応が分かれています。

「子ども会」主催の平和学習も

中区の基町小学校では、毎年原爆の日に行っていた平和学習の代わりに、子ども会主催の「平和の集い」を行いました。

卒業生の星元律樹さんは、「8月6日に(平和学習が)あるのが普通だったので驚きがあった。なんで8月6日にないのか」と驚き、同じく卒業生の岡本紀聖さんは、「子ども会でできることがあればと思って」と今回の企画のきっかけを語っていました。

平和の集いでは、基町小学校の卒業生が、学校近くの被爆樹木の歴史を児童たちに説明しました。児童は「エノキは台風で折れて、木もかわいそうだったです」や、「原爆が落ちた街で生まれた以上、この街の歴史を知ることが必要」などと感想を口にしていました。

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