【プロ野球】伊東勤監督の辞任もやむなし!? 球団史上最低勝率もありうるロッテの現状……

球団史上最低勝率もありうるロッテの現状……

 2013年から伊東勤監督のもとで、3位、4位、3位、3位としぶとさを見せていたロッテ。この4年間のトータル成績は574試合で285勝281敗8分と勝ち越しているように、伊東監督はどうにか格好をつけてきた。しかも、就任前の2年間が6位、5位という状態から立て直したのだから、なおさら価値がある。

 しかし今季は、序盤から投打の歯車が噛み合わず、波に乗れないまま最下位に低迷。来季続投の報道もあったが、最終的には伊東監督が勝負師としてのけじめをつけた形で辞任することになった。

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■攻守に残念な数字が並ぶ

 ロッテはここまで落ち込んだ要因はいくつも考えられるが、まずは今季の攻守のチーム成績を見てみたい。

■オフェンス関連のチーム成績

◆打率.226(リーグ6位)
(※リーグ1位は楽天、ソフトバンク、西武の打率.263)

◆52本塁打(リーグ6位)
(※リーグ1位はソフトバンクの122本塁打)

◆328得点(リーグ6位)
(※リーグ1位は西武の505得点)

◆出塁率.294(リーグ6位)
(※リーグ1位はソフトバンクの出塁率.338)

◆37盗塁(リーグ4位)
(※リーグ1位は西武の89盗塁)

 順位が順位だけに、各数値がこういう状況なのは自明の理。個人で見ても、規定打席到達選手は鈴木大地だけで、チーム三冠王も鈴木(打率.250、10本塁打、43打点)とまさに孤軍奮闘。ほかの日本人選手の不振もそうだが、開幕からパラデス、ダフィーの両外国人が機能しなかったのも痛かった。

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