殿が責任編集長を務める、有料Webマガジン「お笑いKGB」の会員を招いたオフ会「たけし編集長と行く、大BBQ大会」が都内で開催されたときのこと。飲み放題食べ放題&生たけしに会い放題で、会費一切なしの完全無料! ちょっとした竜宮城的空間に、抽選で選ばれたファンの皆様の笑顔があふれまくり、とりあえず無事終了と相成りました。で、慣れないオフ会での疲労がたたり、帰宅してすぐさま泥のように眠った翌日の朝、携帯のベルで起こされると、兄さんである水道橋博士から電話が入ったのです。
「昨日の夜中に殿から直電があったんだけど、気づかなくて出られなかったんだよ。お前、何か知ってる?」
とりあえず殿が電話をかけてきた用件の見当がつかず、一度電話を切り、“真夜中に直電。はて? 昼のBBQでは特に変わった様子はなかったけどな”と、寝ぼけた頭でつらつらと思案すること3分。はっ! 待てよ、もしや? 慌てて自分の携帯の着信履歴をチェックすると、深夜2時2分、わたくしにも殿からの着信が入っているではありませんか! 深夜に弟子2人に直電!?
これは間違いなく何かしらの緊急事態です。何だ? 何なんだ? 一気に不安が募りだす。ここでまず考えられる事態は、気づかないうちに殿をしくじってしまい、それについての殿からの説教及びお叱りの電話ではなかったか? といったもの。
だとすると、最近博士は殿にお会いしてないため、しくじった主は頻繁に殿に会っているわたくしではないか! マジか! そうなると博士に殿が電話した理由は、「北郷をさっき叱ったんだよ、あいつ最近ちょっとよ‥‥」的な、事後報告の電話だったのでは? うん。きっとそうだ。では具体的に何が殿の気に障ったのか? もしや昨日のBBQ大会で、司会といった立場上、ファンの前でペラペラしゃべり、時折、殿をツッコんだりしていたその司会ぶりが殿の気に障ったのか?
「ツッコミがお気に障った」「ウケを取りにいった踏み込んだ発言がお気に障った」等々、いくらでも理由は考えられる。お笑いといった特殊な職種で、天才を師匠に持ったからこそ付きまとう不安と心配。こうなると“もうダメだ。最悪、弟子を辞めて田舎に帰ろう”そんな圧倒的ネガティブシンキングが頭を支配する。不安不安不安。