古くから酒蔵のまちとして、酒づくりが盛んだった京都・伏見。町の中に酒造メーカーが点在し、多くの蔵元が軒を連ねるお酒のまち伏見には個性あふれる店がたくさんあります。
豊かな自然風土に恵まれ、京文化に磨きあげられた伏見の清酒。その歴史は古く、日本に稲作が伝わった弥生時代に始まったとされています。
以来、脈々と受け継がれてきた酒づくりの伝統が花開いたのは、安土桃山時代のこと。太閤秀吉の伏見城築城とともに伏見は大きく栄え、需要が高まる中で一躍脚光を浴びるようになりました。
今回ご紹介するのは、日本酒と鶏料理の専門店「鳥せい本店」。多彩な鶏料理と、蔵元直営ならではの日本酒が気軽に味わえるお店です。
伏見桃山に本店を構える「鳥せい本店」は、1677年創業の山本本家の酒蔵を改装した店舗となっています。
高い天井と太い梁が印象的な店内は、テーブル席とカウンター席のほか、座敷席や個室もあり、ゆったりとした空間でお酒と料理を楽しむことができます。
鳥せいでは日本酒の種類も豊富ですが、日本酒ベースのサワーやカクテルも多く揃っています。
・一番人気のお酒!タンクから注ぐ「蔵出し原酒」
そんなたくさんの種類のお酒から迷ったらぜひとも飲んでいただきたいのは「蔵出し原酒」。1階の広いフロアの中央にあるタンクからコップに注いで提供している鳥せいで一番人気のお酒です。