鈴木砂羽「土下座強要」降板騒動の背景

| まいじつ
鈴木砂羽「土下座強要」降板騒動の背景

女優の鈴木砂羽が初めて演出を担当する舞台『結婚の条件』で、主要キャストが公演直前になって急きょ降板することが、9月12日に分かった。

降板を発表したのは、元『準ミス・インターナショナル日本代表』で女優の鳳恵弥と、牧野美千子のふたり。両者が所属する芸能事務所は、降板の理由について「演出の鈴木砂羽氏から人道にもとる数々の行為を受けた」と説明するなど、そのただならぬ状況に舞台関係者も驚きを隠せないという。

「鳳と牧野がスケジュールの都合で、稽古を途中で切り上げることになっていたのですが、事前にそのことを知らされていたにもかかわらず鈴木は『あんたたちのせいで稽古の予定が狂った』などとふたりを罵倒し、脚本家で劇団主催の江頭美智留と共に土下座の謝罪をさせたそうです。その後、鈴木は独断で鳳と牧野に替わる代役をほかのキャストに打診したため、ふたりは所属事務所に相談して降板を申し入れました。すでにチケットを購入し、公演を楽しみにしているお客さんがいる状況なので、後味の悪さが残る決着になってしまいました」(舞台関係者)

鈴木といえば、2014年11月に週刊誌で報じられた“舞台裏ブチギレ事件”が話題になったことは、まだ記憶に新しい。

「フジテレビの連続ドラマ『オトナ女子』で、鈴木は3人の子供がいるシングルマザー役を演じました。主演の篠原涼子、共演の吉瀬美智子らとは役柄が違うため、当然ながら衣装が違うのですが、鈴木は『こんなダサい服、着てられないわよ!』とその“衣装格差”に激怒し、度々スタッフと揉めていたというのです。ほかにも『おい、いつまで待たせるんだよ。助監督呼んで来いよ!』などと、暴言を吐きまくっていたと報じられました。もともと姉御肌の女優なだけに面倒見のいい性格なのですが、不満が高まると一気に態度に現れてしまうのかもしれません」(芸能記者)

スケジュール管理の甘さが原因か

そんな鈴木に対して、今回の降板騒動には同情的な意見も多い。

「公演の2日前というのは稽古の最終段階です。メインキャストであるふたりが切り上げてしまっては、通し稽古は無理です。そんな時期にほかのスケジュールを容認してしまった劇団主催者の管理が甘いと言わざるを得ないでしょう。今回の舞台は、降板したふたりと鈴木を含め、主要キャストが“客演”なのです。主催劇団所属の役者であればきちんと管理できたのでしょうが、どこか役者に対して遠慮があったのではないでしょうか。また、鈴木自身も初演出ということで、かなり気負っていたと思います」(前出・舞台関係者)

舞台の稽古場では役者やスタッフが共にいいものを作り上げようと、往々として喧嘩になることも多いという。ふたりの役者、鈴木、共に言い分はあるだろうが、一番の被害者は、舞台を楽しみにしていた観客だ。

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