今シーズン、開幕から投壊が続いたヤクルト。石川雅規が11連敗、小川泰弘、星知弥は疲労骨折、復帰を果たしたものの由規は無期限2軍調整。先発投手だけでも数え上げればキリがないほど、さまざまな悪夢が起こっている。
勝ち頭に目を向けると小川が8勝、続いてブキャナンの6勝。ともに今後の登板予定はなく、2ケタ勝利到達者の不在は確実。昨季は46年ぶりとなる2ケタ勝利達成者が不在となったが、2年連続で不名誉な記録を作ってしまいそうだ。
今のヤクルトの惨状を見て、「暗黒期に入ってしまうのかもしれない」「いや、すでにもう入っている」という声もあるが、ドラフトに向けて希望の持てる話を取り上げたい。
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■1970年のヤクルトは散々な成績……
ヤクルトにとって1970年は、1950年の球団創設以来初となる2ケタ勝利達成者がゼロとなった年だ。また、3割打者も不在。成績はもちろん最下位で33勝92敗(勝率.264)と散々だった。8月には、就任3年目の別所毅彦監督が解任され、球団史上ワーストの16連敗を喫している。いいところがまったくなかったシーズンとして記憶されている。
これを今季のヤクルトに置き換えてみると、同じく2ケタ勝利を挙げた投手はどこにも見当たらない。また、昨季は山田哲人(打率.304)、川端慎吾(打率.302)と3割打者が2人いたものの、今季は不在。投打の軸がいない状況は1970年と同様だ。
また、球団史上ワースト2位となる14連敗を喫し、3年目の真中満監督は8月に辞任を発表。まさに、47年前と状況がリンクしている。
このように今季は球団史に残る低迷ぶりを見せているわけだが、ここで諦めてはいけない。1970年シーズン終了後に行われたドラフト会議では、後の主力選手が続々と入団していたのだ。