マツコ・デラックスの「ブス」連呼が子供たちに与える悪影響

| アサジョ
マツコ・デラックスの「ブス」連呼が子供たちに与える悪影響

 いまやバラエティ番組に引く手あまたの人気タレント、マツコ・デラックス。その発言は、良きにつけ悪しきにつけ話題になる。

 10月10日に2時間スペシャルで放送された自身の冠番組「マツコの知らない世界」(TBS系)での発言もネット上を賑わしている。

 それは“スイーツバイキングを味わい尽くすスイーツファイター”の男性を取り上げた時のこと。コーナー終わりでその男性が「かわいいスイーツを写真に収めるために、たくさんのケーキをお皿に盛るだけ盛り、食べきれずそのまま残してしまう客が増えている」ため、バイキングの値段が高騰したと嘆いた。

 するとマツコは「(写真を撮るのは)ケーキバイキング来てまーすっていうブスな女でしょ?」「可愛いインスタあげてもお前はブスなんだからな! 地に足つけて生きろ、ブス」とブスを連呼し憤慨したのだ。

 マツコのブス発言に視聴者からは「よくぞ言ってくれた」と食事のたびに撮影する人にうんざりし、賛同する人が多かったが、「インスタ女子がみんなブスは言い過ぎ」と賛否が分かれた。

 昨今は女性芸人が“ブス枠”を確立して人気が出たりと、ちょっとしたブスブームだが、小学生の子供を持つ保護者は、こう苦言を呈する。

「最近のバラエティ番組は、軽々しく『ブス』を連発しますが、それが学校でも横行しているんです。教室でブスイジりをされて笑いにできる子もいれば、泣き出す子もいる。こうした行為が子供の心に深い傷を残す恐れもあります。その影響を考えると、安易に言ってほしくない言葉の一つですね」

 食べ物を粗末にする人に対するマツコの憤りは理解できるが、もう少し言葉を選んでもよかったのかもしれない。

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