北朝鮮体制崩壊 金正恩を取り巻く3人の女性最高幹部

| 週刊実話

 北朝鮮政府機関紙『民主朝鮮』が10月15日、「米国が軍事的挑発を選択すれば米全土はわれわれの核報復で焦土になる」と威嚇した。ところが、同月7日に開かれた朝鮮労働党中央委員会第7期第2回全員会議(総会)の人事を見る限り、北朝鮮には米国との戦争というシナリオが感じられない。しかも韓国のメディアは、来年2月に開催される平昌冬季五輪に北朝鮮が参加の意向と報じている。北朝鮮は硬軟織り交ぜ、日米韓を翻弄しているのか。
 「金正恩党委員長は『核武力建設』に目途を付けたので、もう一つの『経済建設』にまい進できる体制固めを行うと同時に、核保有国認定を勝ち取るための外交を展開できる布陣にしたのでしょう。そのため、正恩委員長の実妹である“北のプリンセス”金与正(キム・ヨジョン)党中央委員会宣伝扇動部副部長を政治局員候補に抜擢したのです。30歳になったばかりの若い女性が、政治局常務委員5人、その他の政治局員十数人に続く局員候補になったのは異例中の異例です。それだけ身辺に疑心暗鬼が生じていることの裏返しでしょう」(北朝鮮ウオッチャー)

 北朝鮮は徹底した男尊女卑社会である。政治局入りを果たした女性は、故・金正日総書記によって強大な権限を与えられた実妹、金慶喜(ギョンヒ)氏に次いで2人目だ。慶喜氏の場合は入党後30年以上を経た2012年に政治局入りしており、与正副部長は前例のない早さで出世しているところが大きく違う。
 「北朝鮮国営メディアが'15年1月に配信した写真には、保育所を訪問した与正の薬指に指輪がはめられている様子が映し出されていました。韓国の情報当局者らによると、与正は金日成総合大学時代の同級生と結婚した可能性が指摘されていますが、本当に結婚しているとすれば、夫は粛正された“第2の張成沢”という位置付けになりますね」(同)

 北のプリンセスは米国から見れば“指名手配犯”だ。米財務省は1月、人権侵害や弾圧を理由に、与正氏を含む7人の高官を制裁対象に加えたと発表している。
 「韓国情報機関は昨年、与正について、宣伝扇動部の幹部を“些細なミス”を理由に処罰し、権力を乱用していると指摘しています。

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