年末の『NHK紅白歌合戦』の出場歌手発表が近づいている。最も気を揉んでいるのは、昨年落選した和田アキ子だろう。
昨年の落選で和田の怒りは頂点に達し、年明けのテレビ番組では「もうちょっと大人の対応をしてほしかった。やっぱり持ちつ持たれつやったから」などとNHKの対応を批判した。そのうえで、「もうないな」と紅白歌合戦への再出場を否定していた 。こうして“絶縁宣言”をしたはずだったのだが、最近になって和田の態度が変わってきたという。
「やはり紅白に出たいのです。最後にNHKに請われて40回目の出場を果たし、卒業という絵を描いています」(音楽関係者)
10月放送のテレビ番組では「悔しかった」と正直な気持ちを吐露。さらに40回目の出場で卒業発表するプランがあったことまで明かしている。「再びオファーがあったら?」との質問には、以前とは違って直接的な返答をせず「あそこだけがステージじゃない」とはぐらかした。明らかに態度が軟化しているのだ。
節目を重ねたい和田だが…
「和田は今年デビュー50周年で精力的に音楽活動しています。そして現時点で紅白には39回出場しており、あと1回で40回。 節目が重なっていること、そして和田の気持ちを汲んで、関係者は紅白スタッフに接触して出場の可能性を探っている状況です」(レコード会社関係者)
しかし、一度落選すると、なかなかすぐに復帰というのは難しい。それは女性歌手として最多出場を誇る和田といえども同じだ。
「NHKとしては昨年、ようやく和田を切れた。これは何年間にもわたるNHKの念願だった。わざわざ復帰させるわけがありません」(NHK関係者)
和田は紅白歌合戦の出演に執心だが、今年も出場の可能性は薄そうだ。